不条理
昨今「親ガチャ」なんて言葉が論争の議題となることが多々ありますがあれは何故でしょう。
僕は思うのです、肯定も否定もおかしいと。
何故か、それは。
肯定意見は「生まれる場所は選べない、その場に産まれたらこんな親だった、こんな家だった親ガチャ失敗辛い」など
否定意見は「生まれる前に子は親を選んでる、この親がいいとそこに来ている。結果そうゆう人だっただけだ」など
肯定意見は現状を見ていて客観視はほとんどしていない。
否定意見は神とかその領域の話をしていて現実を見ていない。
どちらも個々の感覚次第な意見だから、僕は肯定も否定もおかしいと思う。
社会の不条理がその格差を産み、救われない環境を生み出している。
僕は実際虐待・毒親・ネグレクトの家庭の中で育った、確かに親が悪いとはとても言いたい。
けれどそれが全てなのか?
僕が色々思って我慢の限界が来るように親も一人の人である。
僕が見えてない世界で親はどんなことに晒されているか、僕には到底想像もつかない。
家族であっても、どんなに近い存在でも。
誰一人として自分以外がどんな体験をしてどんな風に世界を見ているか誰にも計り知れないものだと思う。
自分の状況下になっている原因は「自然災害」「世界情勢」「社会的格差」などの親にもどうしようもない問題からかもしれない。
大人になった今思う。
あの人は自分の置かれた状況の中で精一杯だったのだろう、だからと言ってしていい事では無いけれど。
それでも懸命に自分なりに生きていたのだろう。
僕は全てを考え感じ踏まえた上で僕の力にして行こう。
これから僕の行く未来が良い道になるように、それが良いように次に繋がるように。
許しは出来ないけど、受け止めることは出来るから。
泣かないよ
このまま続くと思っていた、終わりはあれどこんな形でなんて。
先日呑気に景色の好い所に足を伸ばそうと話していたのに...
昨今各国で戦争が勃発し連日ニュースで取り上げられ、武力手助けなど該当国でなくても巻き込まれていた。
私は世界事情には疎くよく分からないながらに不安を感じていた、それは皆同じだった。
いつ自国も巻き込まれるようになるのだろう、そんな逼迫した状況であった。
それでもこの国はいつもと変わらない流れで動いていたので少しの不安もそれによって無いものとなっていた。
君の元に一通の赤い手紙が届いた。
とうとう自国も渦中となったのだ。
第一陣になる者へその日届けられたのだった。
私は頭の中が真っ白になった、何故なぜなのでしょう。
自国は何故戦争に参加しなければならないのでしょうか、私にはよく分かりません。
泣き崩れる私に君は静かに寄り添い続けた。
君は私に「必ず帰る。自分の帰る場所でずっと笑顔でいてくれないか、それが自分の頑張る理由になるから」と静かに涙を流しながら慰めてくれた。
君の戻る場所に、君の理由になれるなら。
君の決意と想いを無駄にしないために私は。
私は、君を笑顔で送ります。
行ってらっしゃい、どうぞご無事で。
怖がり(お化け、人間不信、不安、勇気が出ない、高い、恐怖症)
僕は空気、何も出来ず何も特筆するものもない。
波風立てない様に居ないように生きる、そんな僕は人が怖い。
知り合いや同僚、友達に親友、家族。
どんなに近い存在だったとしても人は皆信用に値しない、自分自身でさえも。
人はすぐ裏切る、嘘は自分を歪める。
真実が悪で、嘘が正義なことだってあるこの世の中が怖い。