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3/9/2024, 3:03:59 AM

 世の中の悩みの9割はお金で解決できる、なんて説もある。
 9割は大げさだけど、半分以上は解決しそうな気がする。
 かつて所ジョージが宝くじのCMで「当たれば1億3000万円、人生たいがいのことはかたがつく」と言っていたのをいまだに覚えている私。
 今の最高額は10億円だそうな。

 愛情とか健康とか家族とか、お金より大事そうなものは思いつくけど、みみっちい自分が書くと綺麗事を語っているようで、まるで説得力がない。
 お金より大事なもの……。
 とりあえず、運? 
 生まれた瞬間から努力だけではどうにもならないことが人生にはたくさんあるから。


『お金より大事なもの』

3/8/2024, 7:03:45 AM

 情緒に欠けた暮らしをしているせいか、月夜の思い出もあまりないので一般的な話題で。
 朧月は春の季語。
 辞書によると「霧や靄などに包まれて、柔らかくほのかに霞んで見える春の夜の月」とある。
 朧月夜はそんな月が出ている夜。

 朧月夜というと、まず連想するのは源氏物語に出てくる女君。宮中で催された桜花の宴のあとに光源氏が出会う美女である。
 ちょうどいま、紫式部が大河ドラマの主役になっている。観てはいないがなかなか面白いらしい。

 京都で桜が咲く頃というと3月下旬なので、もう少し先になる。
 美女(実は右大臣家の姫君)が「朧月夜に似るものぞなき」と口ずさむのを光源氏が耳にするわけだが、元の和歌は大江千里が詠んでいる。

照りもせず曇りもはてぬ春の夜の朧月夜にしくものぞなき
(明るく照るのでもなく曇るのでもない、春の夜の朧月夜に及ぶものはない)

 マンガや現代語訳をさらっと読んだだけなので深いことは語れないけれど、朧月夜の君は深窓の姫君ながら大胆で意思を持った人物として描かれている。
 姫君が一人でぶらついていること自体、異例らしい。個人的にはよよというタイプより好きだ。
 桜の咲く頃、ぼんやりと霞む月を見たらこの歌を思い出して、少しは風流な気分に浸りたい。


『月夜』

3/6/2024, 6:23:39 AM

 体が何かしらの栄養素を欲しているのか、たまに無性に食べたくなるものがある。
 肉をがっつり喰らいたくなることもあれば、大盛りの野菜サラダを求めることもある。ストレスが溜まっているときはポテトチップスの袋が陳列棚から誘いかけてくる。

 疲れているときの一番はパイナップル。
 透明のプラスチックケースや最近だと袋入りもあるカットパイン。もともと好きではあるが、昨今の物価高でしょっちゅう買えるものではない。 
 しかし気だるいときなどは、果物コーナーの黄色が目に飛び込んでくる。値引きシールなんか貼ってあると決定打で、手を伸ばしている。 

 いまこの時点で無性に食べたい。


『たまには』

3/1/2024, 6:06:45 AM

 せっかくこのテーマが来たので、気になっていたことをまとめてみた。

 ひとつ目は列車と電車の違い。
 電車はそのまんま電気で動く鉄道車両。
 列車は電車や汽車やディーゼル機関車も含め、動力を用いて線路上を走っている鉄道車両を指す。
 この定義でいくと新幹線は列車だが、モノレールはどうなるのだろう。鉄道であることは間違いないが、列車のくくりには入っていないようだ。

 ふたつ目は鉄道ファンについて。
 鉄ちゃん、鉄男、鉄子などと呼ばれ、鉄オタとしてひとくくりにされがちだったが、タモリ倶楽部などを通して、好きなジャンルで細かく分類されることが知られるようになった。

・乗り鉄
王道?の電車に乗ることが好きな人たち。

・撮り鉄
電車の撮影が好きな人たち。
時々、踏み切りの傍らや陸橋の上でカメラを構えているのを見かける。

・音鉄
走行音や発車メロディ、駅内アナウンスなどが好きな人たち。

・時刻表鉄
時刻表を研究したり、乗り換えを想定して架空の鉄道旅行計画を立てることが好きな人たち。

 などなど、他にも種類がある。
 むろん一人一鉄ではなく、いくつか兼ねることもある。
 実は自分の近くにもとある鉄がいて、たまに巻き込まれる。鉄道への興味は大してないこちらとの熱量の差がすごい。
 
 そんな感じの私も、夜行列車には憧れる。いつか寝台特急列車「北斗星」や「カシオペア」に乗ってみたい、食堂車で食べてみたいという望みがあった。
 時代の流れか、この2つはいつのまにか廃止になってしまい残念である(※)。

※いまも「カシオペア紀行」として豪華寝台列車が臨時運行しているが、とんでもなく高い。


『列車に乗って』

2/29/2024, 6:05:11 AM

 この時季は遠くの街どころか近くの街にも行きたくないが、北海道と沖縄には行きたい。
 なぜなら北海道には道南の一部地域を除いて杉が生えていないから。沖縄にもほとんど植えられていないらしい。
 薬のおかげで最初の頃よりはましだが、それでも時々ムスカになっている。 
 連続で花粉症の話になってしまった。


『遠くの街へ』

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