6/4/2024, 3:19:10 AM
最初はそんなものだと気づかず
貴方と触れ合って
触れ合って、
触れ合って。
何時しか恋人ができて
貴方との間、間
間。
-- ''失恋''
6/2/2024, 2:14:00 AM
「『愛してるよ』とかじゃなくて
君ともっとひとつに溶け合って、今夜も(自主規制)」
そんな事口ずさんで君としたのは
あの日雨が降ってた君の部屋
今日もあの日の雨と似た空と匂い
「『愛してるよ』とかじゃなくて
もっとずっと従順に盛って(自主規制)」
貴方の匂いはもう嗅ぐことは無いけれど、
あの日と同じ匂いに触れながら
今日も。
-- ''梅雨'' by「ノックブーツ - Chevon 」一部引用
6/1/2024, 9:44:26 AM
「ねぇ,君が好き. 愛してる.」
空っぽの言葉を吐いた.
なんの接点も無い私達の繋がれた糸は
貴方と交わった時の体液.
「何も知らない貴女が素敵だ.」
ふと思い出す.
「好き.好き好き好き.」
忘れたさに身体を揺さぶり
虚しさに言葉を吐く.
-- ''無垢''
5/28/2024, 6:14:57 AM
「貴方との子です」
そう告げられた僕は涙を流した.
-- ''天国と地獄''
5/10/2024, 4:40:58 PM
「素敵な女性になりたい」
彼女はそう言って何処かを見詰めていた.
「私ね,18になった瞬間から始めたの」
「お金無くてさ。
親公認なんだよ(笑)やばいっしょ?」
声を笑わせるので背いっぱいな詰まった声に
僕は思わず抱きしめた.
なめらかにグラデーションのかかった瞼
僕を吸い込むような真っ黒な瞳
それなのにどこか鮮明さを感じさせる睫毛
アゲハ蝶の様に素敵な貴女は風俗嬢だ.
僕には貴女を捕まえれなくて,
でも,貴女に触れたくて触れられたくて.
春の貴女に逢えないのだろうか.
モンシロチョウの様な優しい貴女に.
-「モンシロチョウ」