真っ暗な暗闇。前も後ろも上も下もない。
しかし落ちる訳でも、下がる訳でもない
留まる。床の感触は多少ある。
歩く。歩く度に不安が残る。
でも、どこか心地よい。
ダメだ、このままでは、暗闇に堕落してしまう!
批判も賞賛も、悪口も褒め言葉も、肯定も否定もない。いや、そもそも言う相手がいない。
そんな空間に、1人だけの空間に心地良さを感じるのは、やはり狂っているのだろうか。
影の見えない地面に心地良さを感じ、果てない暗闇に不安を感じ、写すものは何も無い。だから、死んだのか生きてるのかも判断がつかない。
生きてるのか、死んでるのかなんて考えずとも、時は進むのだ。
だって、生きててもいずれ死ぬんだ。生死を考えずともいい。そうだろう?
壁の感触はなく、果てもない。このままでは狂ってしまうぞ。人の行動基準が欲望なら、これは……私の欲望?いや、狂いそうなほど苦しい。
助けてくれと叫ぶのはもうやめた。届かない。
ここは、私の心か?
そんな夢を見た。
「散歩をしよう」
そういうと、歩く。真っ暗な空間ではなく、どこか何となくたどり着く所とか。
お題:ここではないどこかへ
彼女は、身体が弱く余命を宣告されていた
毎日毎日 死に怯える日々
しかし、彼女は笑うのです
「最後の瞬間まで幸せでいたい」
死を覚悟していたようで、目は少し怯えていました
その事に気づいたのは、翌日でした
よくよく見れば気づけるのに、彼女の嘘に
気づかず鵜呑みにしてしまいました
春を迎え、笑い合う日々がまた続くと
そう信じていたが、叶わなかった
しかし、僕は思います
君と最後に会った日は、まるで寒い冬のようでした
君と最後に会った日
美術館で花の絵を見ました。
模写らしいのですが、とてもリアルに描けていました。鉛筆のタッチがとてもよく、白黒以外の色はないというのに、そこにあるかのようでした。
繊細な花
1年後
1年経つ。それだけです。
わたしだけ何も変わりません。
辛くて苦しい人生を、薬で紛らわします。
それがいけないことだとわかっていても
それでも薬を飲むのです。
薬がなければダメなのです
薬をください。1000円ちょっとのお金をください。
それで私は1日生きていられるのです。
働かせてくれないのなら、薬に頼るしかありません。
私は殺しをしません
私は死ぬ事を目標に生きます
指摘して怒鳴ってくれた方がどれだけ楽だったか
日常
暖かい布団で寝れて、綺麗な机に向かえて、汚れてない椅子に座れて、美味しいご飯を食べれて、好きなことをやれて、怒り怒られて、親に愛し愛される。そんな日常が私は好き