Lacryma

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5/21/2025, 12:59:41 AM

貴方が消えてしまう夢を見た

はじめから何もなかったように

まるで空に溶けるみたいに

私たちは永遠じゃない

いつか別れが来ることもわかってる

でももう少し先でもいいでしょう?

私はずっと叶わぬ夢を抱いたまま

貴方との終わりを追いかけている

5/14/2025, 1:17:42 PM

貴方に出会ってから何もかも変わった

私の中の全てが

まるで光に満ち溢れたみたいに

今日は貴方に会えるかもしれない

貴方と話せるかもしれないと考えたら

どうしようもなく胸が高鳴って

毎日が楽しくて輝かしかった

でも貴方はそうじゃない

私がいてもいなくても

貴方にとってはどうでもいいことだから

もう私のことは忘れてください

このまま貴方を追いかけ続けていたら

いつか貴方を害してしまうかもしれない

どうかそのまま私を思い出さないで

本当に心が苦しくて

まるで体が酸素を失ったみたいだけれど

綺麗な記憶のまま終われるのなら

こんな痛みも悪くないと思えるの

5/8/2025, 6:38:24 PM

どれだけ手を伸ばしても

貴方に触れることはできなくて

どれだけ想いを叫んでも

貴方は何も聴こえていない

聴きたくもないのかもしれないね

だって私は貴方の眼中にもない

貴方は私に興味がない

私がどんなに貴方を見ていても

目が合ったことなんて一度もないもの

私の想いは届かない

でもそれで構わないわ

貴方は私に恋を教えてくれたから

5/6/2025, 3:21:19 PM

月が美しく輝く夜

私はある歌を聴いていた

それは貴方が好きなラブソングだった

"唯一人のあなたへ、本当にありがとう"

"ずっとあなたを愛しています"

"これからも側にいて、支え合って生きていこう"

今の私を貫くような歌詞ばかり

自分たちによく似合う曲だなんて冗談を言って

幸せだと笑い合っていた日々が遠く感じるわ

でも、これでよかったんだよね

貴方はもう私を愛せなかった

きっと私も、もう貴方を幸せにできなかったから

だから、貴方を想うのはこれでお終い

私は替え歌を口ずさみながら帰路につく

"唯一の貴方へ、今までありがとう"

"ずっと貴方を愛していました"

"これからは別の道、互いを忘れて生きていこう"

5/5/2025, 3:05:09 PM

月のない夜だった

ふと机を見ると、一通の手紙が目に入った

それは私が貴女に送るはずだったもので

手紙を開くと「愛している」とだけ書かれていた

私は少し前まで、確かに貴女を愛していた

貴女といるだけで幸せだった

私はその幸せを愛せなくなってしまった

別れ際、静かに泣く貴女を見ても

涙を流すことなんてできなかったのに

どうして今になって涙が出てくるのだろう

もう貴女を愛せない

後悔しても意味などないのに

私は「愛している」の文字を消し

送ることのない手紙に言葉を綴った

"貴女へ、本当にごめんなさい"

"今まで私を愛してくれてありがとう"

"どうかお元気で、さようなら"

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