冬のはじまりを感じる頃には、すっかり日も短くなっている。日照時間が短く、寒さで家に籠りがちな冬は、心が沈みやすいそうだ。もし今、気分が落ち込んでいるなら、冬のせいで必要以上にふさぎ込んでしまっているかもしれない。いつもより気分転換を心掛けると良いだろう。
終わらせないでと、どんなに祈ったとしても、どんなに叫んだとしても、約50億年後に太陽は内部の水素を使い果たし、寿命を迎える。その暁には、太陽は木星軌道付近まで膨張し、地球は飲み込まれて蒸発すると予想されている。
人の生きる意味なんて、この宇宙には無い。いつかは滅びるこの世界で、私たちは生を受け、ただ存在しているに過ぎない。人生に意味を与えるのは、いつでも自分だけだ。この事実は、生きることを少し楽にしてくれるだろう。
i乗
ある値xをi乗したx^iを考える。
x^i = e^(i*logx)
オイラーの公式を用いて、
e^(i*logx) = cos(logx) + i*sin(logx)
これは複素平面の単位円上の点( cos(logx) , sin(logx) )
と理解できる。
xは1次元を自由に動けるが、i乗を受けると2次元を動ける代わりに、単位円上に束縛されてしまうのだ。
愛情によって束縛されていると感じることがあるかもしれないが、愛情によって広がる世界もあるだろう。
微熱が出ている。
熱とはすなわちエネルギー(厳密には移動形態)であるので、私はいつもよりエネルギッシュであると考えられるかもしれない。
しかし、この熱エネルギーは生体の免疫によって生じた再利用不可能なエネルギーであり、つまりは高エントロピーな廃熱だ。エネルギーは量ではなく、その質が重要であると再確認させられる。
太陽の下で、光エネルギーを感じる。
20億年以上前、有害な紫外線が降り注ぐ原始地球において、海中でこの莫大なエネルギーを用いてシアノバクテリアは、安定な二酸化炭素と水から糖と酸素を生み出すシステム、光合成を獲得したのだ。