8/27/2025, 5:48:57 AM
「素足のままで」
君の足の指先は常に迷彩柄
なにかと足でドアを閉めたり開けたりと
素足のままで過ごしている
8/26/2025, 2:30:40 AM
「もう一歩だけ、」(一行詩)
赤提灯手前にもう一歩だけが進まない脳裏には般若面の嫁の顔
8/25/2025, 9:20:46 AM
「見知らぬ街」(詩集)
乗り間違えた駅で降りて
次の列車が到着する5時間
見知らぬ街の中を探索するのであった
「遠雷」(詩集)
先々の空で君は指を差した
「雷が鳴ってる?」
「早く帰って来い」
君は苦笑いを浮かべながら雷が鳴っている音の方向に向かって
蛇の目傘を広げた
君の足元がふわりと浮く
薄水色と薄緑のグラデーションが掛かった袖が僕の頭に掛かる
「またね」
君は軽く僕の額にキスをして
雷が鳴る方向へ姿を消した
路地に佇む僕
君が向かった先の方からさっきより雷の音が強くなったのは気のせいだろうか?
8/23/2025, 3:33:20 AM
「Midnight blue」
真夜中に紺青色の浴衣姿の君は蝋燭片手に彷徨うは怪談日
8/22/2025, 3:07:47 AM
「君と飛び立つ」(一行詩)
炎帝の下で歩く君と飛び立つかき氷
炎帝の下で出逢った君と飛び立つ探しモノ
片隅で眠っていたモノがようやく君と飛び立つ日がきた夢うつつ
僕の札は君は貴方のモノは私のモノと云い君と飛び立つ札よさよなら