「見知らぬ街」(詩集)
乗り間違えた駅で降りて
次の列車が到着する5時間
見知らぬ街の中を探索するのであった
「遠雷」(詩集)
先々の空で君は指を差した
「雷が鳴ってる?」
「早く帰って来い」
君は苦笑いを浮かべながら雷が鳴っている音の方向に向かって
蛇の目傘を広げた
君の足元がふわりと浮く
薄水色と薄緑のグラデーションが掛かった袖が僕の頭に掛かる
「またね」
君は軽く僕の額にキスをして
雷が鳴る方向へ姿を消した
路地に佇む僕
君が向かった先の方からさっきより雷の音が強くなったのは気のせいだろうか?
8/25/2025, 9:20:46 AM