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6/19/2025, 1:39:25 AM

「糸」(全て一行詩)

一方通行だらけの糸を紡ぐ黒い布に浮かび上がったのは色とりどりの糸の道

2cm間隔で模様を作るアナタの指先に糸が走る

布と布を繋ぎ合わせて 自分なりの布の絵画を紡ぐ

縦糸も横糸も切れてしまった関係性は繋ぎ足す長さがないのだ

一夜の糸に絆される紅の糸

千切れても結び直そうとする朱の糸は何処までも絡み付く

6/18/2025, 5:32:35 AM

「届かないのに」(詩)

どんなに道具一式を揃えても
どんなに材料一式を揃えても
どんなに材料代を無駄にしても
本物には届かない

だって
アナタはワタシじゃないんですもの

ワタシが作った作品を
一から十まで
きっちり作り上げることなんて無理なことですもの

(あの方の作品のようになりたいのに
なんでなんでなんで、出来ないの…っ…!?)

少女は気付かない
何をどう足掻いても
目の前の作品のように
完璧な作品に届くことない原因を

その原因に少女が気付くのは
かの女が死んだ時だった

6/17/2025, 12:53:12 AM

「記憶の地図」(詩)

脳裏に断片的に浮かぶ記憶
その記憶を地図のように
書いても終着点は見えない

一定の記憶の位置に足を止め
先の記憶を探そうとしないのも
あちらこちらに足を向けずにいるのは

昔の記憶を塗り替えるのが怖いからなのだろう
先の記憶の地図を持つのが怖いからなのだろう

6/16/2025, 6:25:41 AM

「マグカップ」(詩)

ほんの僅かに砂が入って
放置されていたマグカップから
小さな芽が出ていました
なんの芽なんだろうか?

この芽を育てることにしました
少し砂を変え水を与え続けたら
枝が伸び豆のようなものが出来ていました

1つだけ千切ってました。
豆には絵文字の模様

他の豆を見たら
他の豆にも絵文字模様

模様には喜怒哀楽の絵文字
最後の豆には

「1日1日ご苦労様。
この豆はその日に起きた嬉しかったことや
悲しかったことを消してくれる豆です。
必要になったら、この豆を膳して飲んで下さい」

不思議な枝が
マグカップから育ちました

6/14/2025, 10:51:22 PM

「もしも君が」(全て一行詩)
例え君が雪女だとしても夏を耐えきれるのかが心配なんだ

「君だけのメロディ」
君しか弾けないKAWAIの小さなグランドピアノで弾くパチンコ屋のメロディ

「I Love」
愛してるのか愛してないのか曖昧な生殺しの営み

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