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6/17/2025, 12:53:12 AM

「記憶の地図」(詩)

脳裏に断片的に浮かぶ記憶
その記憶を地図のように
書いても終着点は見えない

一定の記憶の位置に足を止め
先の記憶を探そうとしないのも
あちらこちらに足を向けずにいるのは

昔の記憶を塗り替えるのが怖いからなのだろう
先の記憶の地図を持つのが怖いからなのだろう

6/16/2025, 6:25:41 AM

「マグカップ」(詩)

ほんの僅かに砂が入って
放置されていたマグカップから
小さな芽が出ていました
なんの芽なんだろうか?

この芽を育てることにしました
少し砂を変え水を与え続けたら
枝が伸び豆のようなものが出来ていました

1つだけ千切ってました。
豆には絵文字の模様

他の豆を見たら
他の豆にも絵文字模様

模様には喜怒哀楽の絵文字
最後の豆には

「1日1日ご苦労様。
この豆はその日に起きた嬉しかったことや
悲しかったことを消してくれる豆です。
必要になったら、この豆を膳して飲んで下さい」

不思議な枝が
マグカップから育ちました

6/14/2025, 10:51:22 PM

「もしも君が」(全て一行詩)
例え君が雪女だとしても夏を耐えきれるのかが心配なんだ

「君だけのメロディ」
君しか弾けないKAWAIの小さなグランドピアノで弾くパチンコ屋のメロディ

「I Love」
愛してるのか愛してないのか曖昧な生殺しの営み

6/12/2025, 3:36:40 AM

「雨音に包まれて」

さぁさぁと静かな雨音に包まれて眠るは蚊帳

6/11/2025, 2:45:33 AM

「美しい」(全て一行詩)

不透明な硝子から磨き続け美しさ
昭和硝子越しの電飾は夜のマヤカシ
姿見えぬ美しい手元には煌びやかな扇子
びらびら簪が揺れる度に七光放つ

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