「どうすればいいの?」
「…先輩…珍しく悩んでますね。何処か間違えたんですか?」
先輩は二枚のプリントを眉を潜めたまま睨んでいた。
僕は先輩の手から二枚のプリントを抜き取った。
プリントには「ガレージキット展開催のお知らせ」と書いてあり
キャラクターや動物のキットの写真や会場の写真が載せられていた。
もう一枚のプリントには、「写真家 ××××氏らの写真展」と書いてあり馬の写真が掲載されている。
…ん…?ガレージキット展…?馬の写真展…?
「後輩よ。私はどうしたらいい?同じ日に好きなイベントが重なるなんて…。どっちに行けば…いいんだ。」
「先輩が行きたいイベントに行けば…」
「行けないから迷っているんだ。何故体が1つしかないんだっ!」
先輩は机に伏してしまった。仕事でも悩んで欲しいです。
悩む所、間違えています。
「…どうしたらいい…場所的にも時間的にも無理がある。
どうしたらいい…。どうしたら良いんだ…っ…。」
先輩は机に伏したまま悩んでいる。
僕は先輩の手から引き抜いた告知チラシを机の上にそっと戻したのだった
「宝物」
団栗と銀杏と松ぼっくりとか?
あとなんだっけ?あ、あと、柿かなぁ?
冬に備えて宝物を隠しておかないとね。
埋めたことも埋めた場所も忘れちゃうけどさ
団栗と銀杏と松ぼっくりとか一時的なものだけど
僕にとって宝物なんだ
所で
団栗て品種によって
味が違うんだよ?
「キャンドル」(一行詩)
停電時に使うはアロマキャンドル 一時の茉莉花香
◆
命日にキャンドルを灯し命を考える
◆
揺らぎ揺めきゆらゆらの灯火に 惑わされて
「たくさんの想い出 」
世を踏み出す石畳みに足を下ろせば
喜怒哀楽の表情を産み出し
時には黒歴史を産み出してしまうのだ
「はなればなれ」
何もかもが離れて腫れて離れてくっついて
またはなればなれに
「冬になったら」
キムチ鍋にきゅっとぬる燗かぁ?
19日辺りに気温が急降下するみたいだし
今年初の熱燗といきたい所スよ