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10/16/2024, 2:48:53 PM

「やわらかな光」(一行詩)

洋灯の光頼りに手紙を綴るのは 静けさの嵐
      ◆
提灯の灯りに呼ばれて一杯引っ掛けが嫁が鬼になる
      ◆
燈曾の灯り 朱朱朱朱の龍が昇りゆく
      ◆
蝋燭の灯火に君の表情は能面

10/15/2024, 11:43:13 AM

「鋭い眼差し」(一行詩)

単に目が悪く皺寄せの寄り目になるので鋭い眼差しではない
          ◆
飼い猫の鋭い眼差しの先には丸まったビニール袋
          ◆
鋭い眼差しで飼い主を説教する飼い猫は小言魔
          ◆
鋭い眼差しで愛の視線をされても怖くて見れない君の眼光
          ◆
僕の駄洒落を冷めた鋭い眼差しでつまらないと云う君の眼光

10/14/2024, 10:34:38 AM

「高く高く」(一行詩)

物価高が高く高く続いて嘆いてる
生活水準とやらはなんですか?
ご飯食べるにはこの値段が高く高く無理だから
高く高く高いランチを選ぶ人とは行動しません
高く高くもう何もかもが嫌になる

10/12/2024, 1:21:06 PM

「放課後」(一行詩)

下駄箱に果たし状を投函されていた
      ◆
誰も居ぬ教室に牛乳パックを飲み出す
      ◆
誰も居ぬ教室に長い髪の女が佇んでいる
      ◆
美術室に一人残された黄色の絵の具洗いバケツ
      ◆
踊り場で天城越えの練習をする
      ◆
踊り場からはやぶさ/こまちが通過します

10/11/2024, 9:12:18 PM

「カーテン」(詩/一行詩)

カーテン裏に入り込み日向ぼっこする飼い猫は雄でありながら
カーテンを天蓋に見立てお姫様ごっこをしている
            ◆
カーテンの裾が横型の本棚に掛かってるのはカーテン裏に潜り込んだ証拠
            ◆
カーテンの隙間から外を眺めるニャルソックは朝方と夜に発動

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