10/16/2024, 2:48:53 PM
「やわらかな光」(一行詩)
洋灯の光頼りに手紙を綴るのは 静けさの嵐
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提灯の灯りに呼ばれて一杯引っ掛けが嫁が鬼になる
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燈曾の灯り 朱朱朱朱の龍が昇りゆく
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蝋燭の灯火に君の表情は能面
10/15/2024, 11:43:13 AM
「鋭い眼差し」(一行詩)
単に目が悪く皺寄せの寄り目になるので鋭い眼差しではない
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飼い猫の鋭い眼差しの先には丸まったビニール袋
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鋭い眼差しで飼い主を説教する飼い猫は小言魔
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鋭い眼差しで愛の視線をされても怖くて見れない君の眼光
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僕の駄洒落を冷めた鋭い眼差しでつまらないと云う君の眼光
10/14/2024, 10:34:38 AM
「高く高く」(一行詩)
物価高が高く高く続いて嘆いてる
生活水準とやらはなんですか?
ご飯食べるにはこの値段が高く高く無理だから
高く高く高いランチを選ぶ人とは行動しません
高く高くもう何もかもが嫌になる
10/12/2024, 1:21:06 PM
「放課後」(一行詩)
下駄箱に果たし状を投函されていた
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誰も居ぬ教室に牛乳パックを飲み出す
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誰も居ぬ教室に長い髪の女が佇んでいる
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美術室に一人残された黄色の絵の具洗いバケツ
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踊り場で天城越えの練習をする
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踊り場からはやぶさ/こまちが通過します
10/11/2024, 9:12:18 PM
「カーテン」(詩/一行詩)
カーテン裏に入り込み日向ぼっこする飼い猫は雄でありながら
カーテンを天蓋に見立てお姫様ごっこをしている
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カーテンの裾が横型の本棚に掛かってるのはカーテン裏に潜り込んだ証拠
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カーテンの隙間から外を眺めるニャルソックは朝方と夜に発動