はた織

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1/4/2025, 12:32:57 PM

 偶然見下ろした先にある道端の苔に咲く、米粒ほどの小さな花に美しさを感じること。

 この美を日々愛せば、いつかは袁枚の見た牡丹が苔の中にも咲くだろうよ。
                (250104 幸せとは)

1/3/2025, 9:52:02 PM

 日の出は見えるだろうか。

 地平線から顔を出す太陽をこの目で見たことがない。
 そのお顔はみな建物の群れに隠されてしまう。
 海まで行けば見えるだろうが、
 道路やら防波堤やらとにかく高い塀と幅広い道で
 海まで辿り着く道のりがあまりにも長い。

 日の出は見えるだろうか。

 太陽そのものより光が見たい。
 陽光に照る光の波を触りたい。
 波間に揺れる泡を身体に浴びたい。
 泡沫になったたましいを授かりたい。
 数多のたましい輝く太陽と出会いたい。

 日の出は昇っただろうか。
                 (250104 日の出)

1/2/2025, 11:47:58 AM

 塩一トンの読書を続けていくこと。

 作家の感情に溢れた血潮を自分のものにすること。
 かれらの喜びも悲しみも全部、自分のこととして海原のように受け入れること。
 ページをめくる指も、文字を辿る目も、言葉に研ぎ澄ます耳も、かれらの流した汗水をねぶる舌になること。

 ただし、キャンディのように舐めてはいけないよ。
 読書は娯楽ではない。人類の生存活動だ。
               (250102 今年の抱負)

1/1/2025, 12:21:05 PM

 新年早々本が届いた。

 去年の下旬辺りに自分で予約した物だが、元旦に届くとは思ってもいなかった。正月に本を手にしたので、まるでお年玉を貰ったようだ。嬉しさが込み上がってくる。

 正月でも家に引きこもって、友人と遊ばないのかと、これまた知人友人さえもいない両親に口うるさく言われるが、私には本こそ友だちだ。

 何でもかんでも繋がりを求めてくる生き物たちよりも、表紙を開けば、物語をささやき、知識を与え、数多の経験を語る本の中の住人たちと私は親愛なる橋をかけたい。
                  (250101 新年)

12/31/2024, 11:41:25 AM

 結局浴室のドアは新しい部品を付けても直らず、6000円も4時間も無駄にして怒りに怒りまくり、破壊の尽くす限り物を壊した。

 よりによって、家族の者が詰め替え用のコンディショナーの蓋を閉め忘れたせいで、脱衣所の至る所がぬめぬめしている。その掃除は投げやりだ。不始末したやつが悪い。

 ともかく、年末年始最後に不幸に怒り叫んだが、その不幸はどうも2つ以上襲来しないらしい。不運に吠えまくったから、一種の厄除けにはなっただろう。
 近所には鬼子がいると恐れられているだろうから、巷で流行っている空き巣もこの鬼子を避けていくだろう。

 私は今年になって、橋の下から生まれた鬼子になったから、来年は鬼となって育つだろう。
 それでは、ゴミ溜めの鬼ヶ島より、よいお年を。
               (241231 良いお年を)

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