こちらを見ている顔と目が合う。
だが、透明な膜が張られているかのように、その目からその考えを読みとることができない。
他者から読みとられ有形無形の攻撃にさらされて自分が壊されないよう、自分自身を守ろうとし続けた結果、自らに対しても自動的に防御が働く。
読みとる以前に、そもそも自分の考えがあるのかないのかも判然としない。
ただ防御の殻だけが存在し、中身はもうないのかもしれない。
かたちだけをとどめ、防御だけを続けているのか。
そうではないと思いたいという気持ちだけが今わかる自分の声。
また明日
待ち遠しい気持ちと
怖い気持ちと。
全部好きなものに、優しい人に、
変えられればいいのに。
これはどうやら夢らしい。
現実ではできないことを全部やっちゃおう!
って思うんだけどね、
所詮夢は自分がみているもの。
自分の知らないことはムニャムニャと濁されたように聞こえるし、知らない瞬間はすっ飛んで事後振り返ってる展開になる。
意味のわからない飛び方で空中に浮いてるとか、そういうことはある。
そうじゃなくて、人が何考えてるかとか、どんな反応するかとか、そこを見届けたいけど、そこはブラックボックス。
目が覚めてもやっとするのです。
終わる時間まで待ってて、
と言われたので待ってるのだけど、
時間がなかなか進まない
スマホというスーパー時間潰しマシンを
手にしているのにも関わらず、
私の脳はまだかまだかと苛立つ気持ちに占められて
機械を有益に使うことができない
気づけば指先のささくれをめくり
めくるのに失敗して血がにじみ
あたふたしてティッシュを取り出し…
手当してる今この瞬間は
待つこと以外のことを考えてるな…
いやしかし、元凶はあいつだ。
そして苛立ちに舞い戻る
苛立って良いことがあったためしがないのに
誰得?
ようやく、待ち人来たる
待っててくれてありがとう!
ごめんね、長いこと。嬉しいよ!
満面の笑顔で手を振りながらやって来る
それを見て、苛立ちが消えたのはいつまでだったか
そろそろ待たせ癖を直してもらわないと
もうそろそろ本当に無理。
誰もがみんなそんなもんだよ
って諦め口調で言われるのが大嫌い。
人それぞれに感じ方は違う。
私のしんどいはあなたのしんどいとは違う。
わかるよ、みんなそうだよ、でも我慢してるんだ、
君だけじゃないんだ、みんな苦労してる
安易にそんなこと言うな。
しかしながら、
人によって違う、が繁茂しすぎて、
耐えるべきものも耐えられなくなってる人、
どのくらいが耐えるべきレベルなのかわからなくなってる人、
故に他人に対して、
お前にはわからない、傷つけるな、と断罪して、
結局わがままに振る舞う人。
一方で、
自分の我慢なんて、たかがしれていると思い、
人しれず我慢しているうちに
耐用限界を超えて、壊れてしまう人。
どうしたら適切な線をひけるのだろう?
各種モンスターにうんざりしながら、
自分の理解者はいないと思いながら、
誰もがみんな、それぞれの価値観的に
幸せだと感じられたら、
それはどんなにか良い「誰もがみんな」だろう