海へ
互いの気持ちはなんとなくわかり合っていた
けれど決定的な一言が足りない
微妙な関係のあなたと私
休みにはふたりでドライブや食事へ出かけた
周りからは付き合っているとみられることも
夏のあの日、食事のあとに夜の海へドライブ
いろんな話をしながら辿り着いたのは
彼の学生時代の思い出の海
駐車場に車を停めてきれいな星空を眺める
彼はルーフを開け運転席のシートを倒して空を眺める
私にも同じように倒して楽に空を見たら?と促してくれた
私がそこでどうしたかというと
「ううん、このままでもキレイに見えるよ」
と彼のさりげない私への誘いをサラッと流してしまったのである
なんの警戒心もなかったからこそ出てしまったのかもしれないけれど
今思えばなんというしくじり
もう少し何かに気づいていれば、違った今があったかもしれない
数カ月経ってからその時のことが二人の中で話題に
「あれは…もう兄のようにしか見られてないのかと思ったよ」と苦笑
その後少しだけご縁はあったものの離れてしまった
当時の私は自分への好意やキラキラしたものがやたら面映ゆく恥ずかしくて、素直に受け入れられなかった
現実の自分を晒すのが怖かったのかもしれない
「海へ」というお題がきっかけで蘇った
私の甘酸っぱく苦い思い出
今はどんな褒め言葉もお世辞も
「ありがとうございます!」と、受け入れることにしています(笑)
おばちゃんってラクよね
裏返し
私の「イヤ」は「いいよ」ってことだったりする
そう私は意地っ張りで甘えベタで
めんどくさいんです
そんな事ぜーんぶ判ってくれる奇特なひと
考えてみたらそんなのさらけ出してるの
夫ぐらいだなと気付いた
いつもありがとう
さよならを言う前に
これまでの人生
良いことも辛いこともあった
幸せなことに思い出すのは楽しかったことのほうが多い
まだもう少し先の予定だけど
いずれ私がこの人生にさよならを言う前に
よりたくさんの幸せな感覚を味わえるよう
とりあえず今を楽しむことからはじめよう
この文章を考えながら書いている今も
きっと楽しい思い出になる
感謝
空模様
雲を眺めるのが好き
どっしりと動かない雲
不思議な形の雲
風に流れながら次々と形を変えるのも見ていて楽しい
目に映る雲の形をいろんな物や動物に例えてみたりするのも、子供の頃を思い出すようでにワクワクする
空を見るには少し目線が上がる
目線をほんの少し上げると、縮こまった肩や胸が広がって息がたくさん吸える気がする
それだけで何だか気分が前向きになるから不思議
さあ今日はどんな空模様だろう
どんな色の空にどんな形の雲が現れるか
今日も少し目線を上げていこう!
鏡
私のとっておき朝のルーティンのひとつ
朝起きて水を一杯飲む
鏡に向かって思いっきりの笑顔で
「今日もとてつもなく幸せな一日を運んできてくれてありがとう」と予祝
そして鏡に向かって「おめでとう」「ありがとう」と返す
たったこれだけで一日を気持ちよくスタートできる…気がする
自分で自分にこんな言葉をかけるなんて
数年前まではぜーったいにできなかったけど
やってみるとなんだか心地よい
自分で自分のご機嫌を取るのは、一番手っ取り早く幸せな気持ちになれるからオススメ!