いつも139の作品をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
この度、139の投稿数(作品数)が300作品となりました。
2024年2月27日より毎日投稿をこっそりと目標にし、執筆活動を始めて約11ヶ月。時に挫けたり忘れたり投稿を飛ばしたり、OKを押し忘れて寝落ちして全消しになって絶望したり、執筆の手が止まらなくて長々綴った結果投稿が遅れたり、せっかくのテーマを合体させたり。
色々とひっちゃかめっちゃか自由にやらかしまして、ご覧の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。深くお詫び申し上げます。
そんなあちこち駄文だらけな私の作品にハートをつけてくださった皆様。皆様の優しい心遣いで今まで続けることができました。心より感謝申し上げます。
これからも日々精進してまいりますので、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年12月31日 139
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ここからは本年投稿した作品の中で、本人が印象に残っている作品を振り返っております。
気になる方は作品ページをスクロールくださいませ。
☆坂本さんと武藤くん
突発で思いついた明るい女の子と引っ込み思案男の子のラブストーリー。武藤くんはとりあえずギャップを意識して、坂本さんはそれにタジタジになる王道もの。未完。でも書けてない。
☆ぽよ様とその周辺たち
長電話ギャルこと通称「ぽよ」様。物理(体幹)鬼強い系ギャルを描きたかった。なんかギャグ漫画みたいな描写になった。あくまでフィクションとしてお楽しみください。
友達の「まあや」やクラスメイトの子にも一応設定はある。出せるかはわからない。一話完結型。
☆たいしょうコンビ
一回きりしか書いてないが、どうしても「シンメ」というコンビやバディに負けないくらいの二人組が書きたかった。書けなかった。多分もう出さない。
☆洋名シリーズ
西洋文化等知らないまま書いているので設定の段階から間違っている可能性が高い。名前だけググって決めてる。ファンタジーやサスペンス等書いてみたけど、ぎこちなさが残る。一話完結型。繋がりはないし続かない。
☆シオンとリリア
言い回し独特なお嬢様シオンと割と裕福な家庭で育ったリリアがカフェで駄弁ってる話。独特になってしまったのは大体作者のせい。すまん。一話完結型。
☆日常ドジ系エッセイ風
全ての作品に言えるけどドジは大体経験談。なぜかハートを沢山いただく不思議。何もないところで躓くし、よくこぼすし、チョコも降らせた。でも流石の私も冷蔵庫にパンプスは入れない。
☆匂わせサスペンス
R指定作品は投稿NGということで、そのギリギリを攻めて、導入っぽい雰囲気だけ匂わせておきながら……な作品。ネガティブ強め結末にしないと恥ずかしくて投稿できなかった。繋がりはないし続かないし多分書けない。
☆熱視線
女の子を注意深く見ている描写。いかに気持ち悪くなく、男性視点で書けるかの練習をさせてもらってました。
不快な思いされていたら申し訳ございません。
☆ちびっ子物語
カタツムリは私が当時登園時に大量に捕まえたらしい。母が何かとよく話に出すが、本人は全く覚えてない。他は完全に作り話。いつの間にかホラーっぽくなった話もあって、怖がりながら書いてた。繋がりはない。
ちなみに私はおジャ魔女世代。
☆矢野くんの寄り道
矢野くんと部活友達が帰りにコンビニ寄る話。大体歩きながら何買うか話し合ってる。迷った時は矢野くんの意見が採用されやすい。でも矢野くんは甘党なので甘いものイケる時以外聞かない。
という設定。小説らしい形すらしてない。
☆カップルの日常系
……ほとんど一話完結型。続かない。
・紫陽花プロポーズ
一回しか書いてないけど個人的に好き。基本カップルの何気ない会話が書いてても読んでても好きなので、それをプロポーズに落とし込めて嬉しい。
・寝坊しなかった日
いつも寝坊する人が大切な日にはちゃんと起きてるところが好きだし、いつもちゃんと起きてる人が大切な日に限って寝坊してしまうところも好き。そして道が混んでる等嘘をついたら別の意味で疑われて、日頃の行いが祟っているのも面白くて好き。
・ひなまつり
初期に書いた話。2人の生活のことを考えてくれているところが嬉しい、と思いつけて私が嬉しかった。
・芋
芋芋言いまくってる恋人未満の話。淡々と斜め上発言を繰り広げられたところが気に入っている。
ポテトは芋、ご飯は米、白湯はお湯の水割り。
・高級レストランでプロポーズ
ただご飯食べに来たと思っている女性と、スマートにプロポーズしようと気合いが入った男性の話。お互いに察しがいいんだか悪いんだか。でも気に入っている。
・恋に落ちる(物理)
階段での出会いは危険。しかもそれが意外な人の意外な一面を見れたらさらに危ない。油断禁物。
☆家族の話
色んな形の色んな関係の家族がいてもいいじゃない! とハッピーエンドからバッドエンドまで。楽しかったです。
☆和歌の話
和歌を題材、というよりは和歌の世界でよくある設定を書き起こしたもの。待つ女の話や月へ帰った女の話等々。どうしても好きな分野なのであれやこれや詰めたくなってしまった。
その他沢山の小説・SS・詩・エッセイ等思いつくまま書かせていただきました。皆様のお気に入りは、私の投稿した作品の中にありますか?
今まで読んでくださった全ての皆様へ、改めて感謝申し上げます。
来年もまたよろしくお願いいたします!
『1年間を振り返る』
私が書いた物語は完結したけど
物語の登場人物にとってはほんの一部に過ぎなくて
自分で作っておきながら文字に起こしてない
未完の物語が時々無性に気になる
それも書き起こしたらキリがないから
作者自身も夢想するしかない
『みかん』
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SNSやっているといろんな裏話が目に飛び込んできます。
例えば、モーニング娘。『みかん』には「未完」という意味が込められていて、非常に前向きな明るい楽曲が魅力的、とか。
……「うたばん」のスタジオセット、非常にフルーティーでしたけど、当時はあまり知られてなかったのかな。
「なんでこの間あげた手袋してないの?」
待ち合わせ場所に着いた彼が、私に向かって開口一番にそう言った。彼は頬を膨らませて、不満アピールをしている。
私はカバンから、彼からもらった手袋を出した。手編み風の毛糸の手袋で、冬らしい温かみのある白が私好みだ。彼はこの間のクリスマスの時にプレゼントしてくれたのだ。
持ってきているのに身につけていない私に、彼は首を傾げた。
「ごめんなさい、私には大きいの」
私は手袋の片方を手に嵌めて、指先を摘んだ。本来人の指が届いているはずのところは何もなく、ペタンと潰れてしまった。
彼は目を大きく見開いて、次の瞬間には眉を下げた。
「ごめん、ちゃんと婦人用サイズで作ったんだけど。まさか、婦人用よりも小さいだなんて」
「えっ作った!?」
私は、彼の言葉に素っ頓狂な声をあげてしまった。彼は手袋をはめた私の手を取って、恐る恐る指先を触っている。
「うわ、ほんとだ。これは大きいね」
「待って、待って。作ったの? これ作ってくださったんですか?」
「そうだよ?」
私はさらに悲鳴を上げた。前から手先が器用だと思っていたけど、ハンドメイドできるほどだったとは思ってもいなかったのだ。
私が驚いている隙に、彼は私の手から手袋を抜き取った。
「もう一回作り直すね、今ので大体のサイズ感わかったし」
「えっでも手作りでしょう? 私これが欲しいよ」
「うん。でもサイズ合わないと寒いし。だから、これ一回解いて、また編み直すよ」
初詣の時、楽しみにしてて。
彼は上着のポケットに手袋を仕舞うと、彼の手が私の手をすっぽりと包み込んだ。彼の手もとても冷えていたが、お互いの体温で温まることが私には心地よかった。
初詣に行く日。待ち合わせ場所に向かうと、そこでは笑顔の彼と、ひと回り小さくなった手袋が私を出迎えてくれた。
『手ぶくろ』
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今年の冬休み、最大九日だって。
私? 一日。
『冬休み』
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休み取れるほど人手に余裕ない職場の末路。
お休みの方はゆっくり休んでください。
お仕事の方は体調崩さないように気をつけていただいて一緒に乗り切りましょう。
昔、この辺りはそれはそれはとても美しい情景だった。瑞々しい緑に、色とりどりの花々が咲き誇っていて。ほら、あそこに少しだけ溝があったでしょう。あそこは透き通るほどの綺麗な川が、あの山から流れてきてたんです。
私はその景色が大好きで、小さい頃から家事手伝いをサボってはここで駆け回っていて。母には叱られたものです。
人の心は変わる。
情勢も、流行も、モノや形も。
でもここから見る景色だけは、私の小さい頃から変わらなかった。
ずっと、変わらないものだと思っていた。
今や、ご覧の通り。
川が枯れ、草木の痕跡はなく、大地の肌が見えている。私の好きだった景色は、見るも無惨なこの有様になりました。
挙句、今度はあなた方が開拓地として選んだって。
都会のように建物がいっぱい並ぶ、近未来の都市にされるんでしょう。
いいんですよ。こんな年寄りの戯言など聞かなくて。
ただ、このやるせない気持ちを、吐き出したかっただけなんで。
『変わらないものはない』
珍しく二十五日がお休みだったんです。
でも我が家は二十四日の夜にフライドチキンとケーキを食べるので、翌日はその残飯を貪る感じですね。
どこかに出かけたか?
ええ、まあ、用事がありましたので午後からですね。
えぇっデート!?
そんな、そんな、恐れ多いです。
私なんか、病院ハシゴするだけで十分です。
年末年始お休みですからね。年明けに回せないものは今のうちに受診しないと、ね。
『クリスマスの過ごし方』