たかなつぐ

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10/25/2025, 12:50:50 PM

テーマ『秘密の箱』

 怒りだ。私がずっと抑え込もうとし続けてきたもの。それは、怒りだ。
 怒ってはいけないという、呪いにかかっている。
 怒りを出すことが、どうしてもできない。
 怒り始めたら止まらなくなって、相手を傷つけてしまう気がする。
 誰かを傷つけたらきっと私は、自分を許せないだろう。

 ほんの些細なことだった。
 簡単だが手順の決まっている軽作業を任された私は、納期を間近にして、ただひたすらにファイルを袋に詰めていた。
 そこに、手順を知らない人が適当に見様見真似で割り込んできた。
 教えていないのだ、正しい手順で袋詰めできるはずがない。
『手順がこうこうで、違いましたよ』。
 翌日私は、作業の手順が間違っていたことを相手に伝えた。本当はその場で伝えたかったのだが、相手が他の仕事に呼ばれてしまってできなかったのだ。
 
 その日、手順の間違いを伝えた数時間後。
 私はてっきり、相手は「そうでしたか、ごめんなさい」と謝ってくるものだと思っていた。
 しかし実際は違った。
 その日は職場に人数も少なく、閑散としていた。
 相変わらずファイルを袋に詰めていた私に、その人はこう言い放ったのだ。
 『もう少し、言い方がありますよね』
 怒りを含んだ口調だった。
 言い捨てて相手は立ち去った。
 その瞬間頭が真っ白になり、私はトイレの前で過呼吸と共に嗚咽した。
 帰宅後もしばらく経っても、冷たい怒りの言葉は私の記憶に鮮明に残って消えなかった。
 そして思い出すたびにジワジワと、私の恐怖を煽り続けている。。。
 
 出来事から少し経った今だから分かるが、本当は相手にこう言いたかったのだと思う。
『ちゃんと仕事のやり方を聞かず勝手にやった挙句、親切に教えた私に逆ギレするとは、どうことじゃゴルァ!! 
なめたマネするんじゃねぇ、貴様をかぼちゃプリンにしてやろうか!』
…とまあ、最後にふざけてみた部分もあるが、私は怒りを出すのも消化するのも苦手だ。

 だからこうして、カタチだけでも文字にしてみた。
 ここまで読んでくれた人がいたなら、ありがとう。
 まだ他人の怒りも、自分の怒りも怖いけど、いつかちゃんと伝えられるようになったらいいなと思う。

10/22/2025, 4:15:04 PM

テーマ【秋風】

 半袖では寒くなってきた今日このごろ。
 ちょうどこの間、公園に鮮やかな黄色いコスモスが咲いているのを見かけた。
 秋の訪れを実感しているのは、私だけじゃないはずだ。

 時に。感じたことを書くというのは、なかなか難しい。
 事実だけを述べるのは割と簡単だが、そこに感情や感覚を乗せるとなると、どうにも上手くいかない気がしてしまう。
 最近になって、文章を書きたくなった。読書の秋ならぬ執筆の秋かもしれない。
 以前は毎日のように何かしら書いていたのに、今では書くことが怖くなってしまった。
 理由は簡単だ。正解を求めてしまうから。

 こう書いたら不格好だ。なぜこんな変な書き方をしたのだろうか。
 過去に書いたものを振り返るたび、自己批判が始まる。
 その自己批判はそのうち、『どうせ書いてもまた批判するのだから』という、自分に対する諦めと落胆の気持ちにつながってしまう。
 『どうせ、いいものなんか書けないのだから。』

 しかしね、過去と現在の自分よ。
 書いていて楽しいことだってあったじゃないか。
 不格好でも、下手くそでも、曲がりなりにも文字の羅列に生み出されたキャラクターは、確かに動いてくれていたよ。
 それはつまり、物語として成立したという一つの証明じゃないだろうか?

 かく言う今、この文章を書いている私は。
 『私』というキャラクターが考えている事柄を、文字にして伝えている。
 そこに正解不正解はないと、少し自分を許してあげられないだろうか?
 すぐにとは言わない。ただ、その衝動は宝だ。大切にしたいんだ。

 秋風に物寂しくなる日もあろうこの季節を、私という人生プレイヤー(登場人物)が。そしてここまで読んでくれたアナタが、少しでも充実した時間を過ごせますように。
 愛を込めて。

5/12/2025, 1:12:22 PM

『今日あったこと』

・仕事へ行った、そして帰ってこれた。

・ロー◯ンの抹茶シュークリームが美味しかった。

・疲れから、漠然と自分が仕事で何か悪いことをしたように感じたが、それは妄想だと自分に言い聞かせた。実際、私は何も悪いことをしていない。

・明日の精神科で、カウンセリングを受けたい旨を伝えようと考えた。目的は幼少期の育て直しをできないかと思い、専門家に協力して欲しいからだ。
ただ、これまで出会ったカウンセラーでろくな人がいなかったため、期待はあまりしないようにしようと思う。

5/15/2024, 10:21:02 AM

テーマ『後悔』


自分のやりたいことを、もっと頑固に貫かなかったこと

親や祖父母がダメだと言っても
やりたいことは
私が私であるための証だから

過去に戻れたら
子ども頃の私に言ってあげたい

『思い切り、わがままを言っていいんだよ
周囲の目を気にせずたくさんダダをこねて
それでもダメだったら不満をぶつけて
親や祖父母を困らせていいんだよ』

でも、私にとって親や祖父母って
かなり怖い存在だから
たとえ過去に戻れたとしても
気の小さい私には無理だったと思う

でも子どもの頃にできなかったぶん
大人になれた今を
思い切り楽しみたいね!

親や祖父母のせいにしないって
すぐには難しいことだけど
後悔を今から少しずつ取り戻せたなら
『自分で叶えられる』って実感が持てる日が来たら
過去の楽しみを今に取っておいたんだって
そう思える日が来ると
きっと、信じてる

5/12/2024, 10:14:22 AM

テーマ『子どものままで』

子どもと大人の境界線って、どこなんだろう
子どものままで大人になった感覚があるから
いったい今、自分が大人なのか子どもなのか分からない

本当は、子どもと大人に境界線なんてなくて
どっちも混じり合ったまま
人は生きていくのだと思う

大人でも子どもでも関係なく
自分らしく生きていけたらいいな

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