ジグソーパズルを組み立てた。
奮発して、ミュシャの2000ピースの。
何年か振りでお菓子作り。
クッキーは焦がしたけどスコーンはバッチリ。
お菓子を買い込んで映画10本じっくり鑑賞。
ポップコーンを山椒塩で味変、最高。
人参のヘタで水耕栽培に挑戦。
こんなに育つと思ってなくて植え替え検討中。
おっかなびっくりポストクロッシング。
先週届いた12通目は、ペルーの木の絵。手描きの。
運動不足の解消に毎日ストレッチ。
慣れてきたから、朝にラジオ体操も始めた。
気が向いた時だけなんだけど、日記。
何をしたとか、食べたとか。
うん、やりたかったことは全部やってみたよ。
あなたと一緒に過ごすこと以外、私には全部
どうでも良いことばかりだったんだけど、もう
何もできないあなたの分まで体験しなきゃって。
そうしたら案外ちゃんと楽しめた。
悲しくておかしくて久しぶりに涙が出ました。
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おうち時間でやりたいこと
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所感:
うちに居る時間が好きでも嫌いでも、否応なしに閉じ込められた日々を、忘れたくもあり、忘れ難くもあり。
いつまでも子供のままでいて欲しい。
でも
いつまでも子供でいられちゃ困る。
(ああ、これは私の身勝手だな)
いつまでも子供のままで居られれば。
けど
いつまでも子供扱いされたくはない。
(そうそう良いとこ取りは出来ないね)
なあんだ。
とっくに子供はいなくなってた。
それは少しく寂しいけれども、
たぶん悪いことではなかったね。
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子供のままで
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所感:
選んで、子供で居続けることはできない。
それは勝手にやってきて、また勝手に戻ってくる。けれど渦巻く風のごとく、通り過ぎたあとに二度と同じ形では戻らない。
モンシロチョウの羽根を背中につけている妖精は、秋になったらピタリと姿を見せなくなってしまう。どうしてなんだだろう。まさか彼らは本物の蝶々と同じくらいに寿命が短いのだろうか。それとも寒くなる前に渡り鳥の背中に乗って南の国へ旅に出てしまうのだろうか。
妖精たちは目が合うといつも草陰に隠れてしまうから、問いかけることもできないまま僕は学校帰りに毎日公園のベンチに座り、ひらひらと飛ぶ羽根の軌跡を目で追いかけていた。
そして僕が大人になるよりも先に、宅地造成のために公園が潰されてしまい、そのまま妖精たちはぱったりと居なくなってしまった。
こんな形で会えなくなってしまうのなら、怖がられても驚かれても、話し掛けてみれば良かったと思ったりした。でも、嫌われたくはなかったから。
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モンシロチョウ
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所感:
モンシロチョウ、場所によっては秋にもいたと思うので妖精達は寿命ではなくやっぱり南の国へ行ったのではなかったかと。
グラスの中で、ストローの触れたところからいびつに溶けていく氷のようだ。
思い出は何度も繰り返し触れてなぞるほど、あっさり擦り減っていってしまう。キラキラした貴石のようだった記憶はいつの間にか、角を失いどこにでも落ちている小石に変わってしまう。
あれは何かとても大切な瞬間だったのだと、ただそんな感覚だけは今もあるのに。あの日の自分がなぜそう感じたのかは、もう何もわからない。
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忘れられない、いつまでも。
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所感:
覚えているけれど、もはや全てが遠い。
そんな感覚を悲しみもなく受け入れている、その事実が少し寂しいとは思うのです。
白いシャツの真っ直ぐな背中。
肩甲骨の影を風が薄く揺らす。
あるはずもない天使の翼の幻。
無いものを見ようとするのは、
無いと分かっているからこそ。
もうあの背について行かない。
どこまでも追っても追っても、
命の終わりまで追いかけても、
振り向かれはしないのだから。
この気持ちが私の心のなかに
ひととき確かにあったのだと
私一人でずっと覚えていよう。
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初恋の日
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所感:
初恋といえば島崎藤村。
まだあげ初めし前髪の…ですね。