好きかどうかはまだわからない
深夜の砂浜、前を歩く君
あれ、私達ってどう言う関係?
ふと見上げればまんまるお月様
2人を優しく見下ろす
「海行こうよ」なんて
突然君からの軽いLINE
誘いに乗るなんて今までなかった
考えるのも面倒だから
今はこのまま素足のままで
波と踊ろう夜風に任せて
明日のことなんて
考えない今は、
素足のままで
波と踊ろう夜風に任せて
大人になったからって強くなったわけじゃない
自分が一番よくわかってる
乗り越えなきゃいけないことがある度
思わず後退りしたくなる時だってあって
弱気になる僕を 逃げ出しそうになる僕を
もう1人のボクがしっかり手を掴まえて
「そっちじゃないよ」って囁いてる
目指すは光のある方へ
もう一歩だけ、もう一歩だけ
その一歩、一歩が少しずつだけど
僕を強くする 恐くても 大丈夫
だってほら、あの頃見てた
遠かった未来の自分は
今の自分自身でしょ?
そうやって知らず知らずに歩いてきてたんだ
恐がりながらね
だからね、ほら
「あと、もう一歩だけ…」
その先で、ねぇキミは笑えてる?
そう信じて、待ってて
怖がりで強がりな僕から
未来のボクへ
新しい景色探し求めて
新しい靴履いて荷物は少なめに
過去の自分は置いてきたの
夜明けと共に後ろ振り返らない
皆、バイバイ
辿り着いた場所でいつも何処か
埋もれてしまいそうで
見知らぬ空はいつも物悲しくて
本当の自由はどこにあるの?
掴みたいものはなんだった?
見るもの全てが灰色だったから
色とりどりに着飾った
笑っちゃうくらい必死で生きてた毎日に
自分で自分の背中を押しているんだ
笑っちゃうくらい誰かが見たら滑稽な自分の事を
誇らしく思えばいい
いつか笑える、いつか笑い話になる
泣いてもいい、汚れたっていい
見知らぬこの街で、
1人歩いた夕焼けの道
ふと感じた風が優しくて
灰色の世界に 色が戻るように
僕の心にも光が差し込む
遠くで聞こえる未来(あした)の足音を
信じてみたい もう迷わない
あの頃の私はいつも
何かに怯えるように
ひとりぼっち泣いていた
そんな日々
遠い記憶…
君の手がとてもあたたかくて
泣きそうになった
側にいれば他には何にも
要らないと思った…
幼すぎた私と君には
ちょっと早すぎたみたい
そんな悲しい恋だったけれど
幸せな恋でした
君が教えてくれた
涙のあたたかさ
渇いた心に愛が溢れて
優しさを知った
暗闇の中に居た私を
優しく照らすように
温かい貴方の手がいつでも
そこにはありました
そんな恋でした…
どんなに手を伸ばしてみても届かなくて
それでも伸ばし続けてた
あの宇宙(そら)のどこかに君は居るの?
今は声だってもう聞こえない
そう何度も会ってたわけじゃない
大人になってからは尚更
何も言えなくて、辛いときには何故か
君からいつも電話くれたね
どこかで見てたの?なんて
笑って冗談言いながら
一人じゃないと思えた
遠く離れても淋しくても強く生きようと思えたのは
いつも凛として誇らしく君が同じ空の下で
生きていてくれたから
伝えたいことがいっぱいあったんだ
会いたいよ
会えなかった…
最後の夜に、あの日
君の声を聞いた気がした
歩いていくよ
強く生きてく…
心強く、
君を心の中に、連れて
微かな光に手を伸ばしいつか
笑って巡り合えるその日まで