「将来の夢」という作文を、小学生の時に書いた。
6年生だったと思う。
ただ自分の好きなことを仕事にしたい気持ちが強くて、私は、「声優」なんて言っていた。
演技は好きだ。少し恥ずかしいけど。
でも、色々調べていくうちに、多分無理なんだろうなって思い始めた。
そう簡単になれるものではない。お金もかかる。人気になる保証だって、誰もしてはくれない。
だから、諦めたのだ。2年くらいの、短い夢だった。
まぁ、「その程度で諦められる」云々みたいな話をしたい訳じゃないので、この辺はいいだろう。
今は、今の夢は、小説家である。
私は、小説が大好きなのだ。
一冊の本の中に展開されていく物語、独特な世界。
ただ読み進めているだけなのに、どんどんと引き込まれていく感じ。
そんな世界を創り出せる人達は、皆尊敬に値すると思っている。
勿論、大好きな気持ちだけではやっていけない。そんなこと、6年生で学んだ。
だから私は、勉強した。沢山の言葉を覚えて、沢山の表現方法を覚えて。
沢山本も読んだ。小説は勿論、マンガに伝記、昔話や、挙句の果てには辞書とか…(笑)
まぁ多分、辞書にまで手を出した時は末期だった。
それに、沢山書いてみた。
新しく学んだ表現技法を使って、単語を用いて。
楽しかった。凄く凄く楽しかった。
自分の中にある世界を、こうして書き出すことに、楽しさを覚えていた。
でも、私はきっと、小説家にはなれないんだと思う。
声優同様、人気になる保証なんて無いし、それで食べていける程、私には才能が無いのだ。
しょうがないことではある。
数年後の私は、一体なにをしているのだろう。
未来なんて、誰にも分からないようで、案外見えるものなのかもしれない…と、悟ったこと言ったら、また変なやつと思われるので、割愛割愛。
御静読、ありがとうございました。
こんな自分語りで良ければ、またいつか。
1年前は、なにをしていただろう。
この時期なら…夏季大会。
忘れられない、あの2日間。
当時中学3年生だった私は、8人いた3年生の中でも、リバウンドの柱として、活躍の場を持っていた。
入学、入部時、結構期待されていた部分が多く、その頃には、期待に応えられるようになってたと思う。
そんな夏季大会…中体連1日目。
1日目2つ目の試合で、私はコートへと出た。
私にとって、最初で最後の中体連だ。
絶対、チームの役に立ってみせる。県大会、行ってみせると意気込んでいた。
が、数分後のこと。
ボールを追いかけて、ギリギリでコートに戻した時。
壁に思いっきり手をついたせいか、手首に激痛が走った。
今でも覚えている、「あ、これ終わった」という絶望感。
試合は止められ、私は試合後、すぐに病院へ。
その日は土曜ということもあってか、やっている病院はやけに少なかった。
なんとか、家の近く(とは言っても4キロくらい)の病院に辿り着き、検査してもらうと、まぁ予想通り、捻挫していた。
2日目は、出ることも許されなかった。
まぁこんな怪我では、出るもクソもないんだけど。
そんな感じで、私の中学部活動は幕を閉じたわけだ。
これは、丁度1年前の話であって、実際、今の私のやる気にも繋がる出来事となっている。
ここまで読んでくれた人は中々な物好きだと思うが、まぁ、感謝はしておきたい。
御静読、ありがとうございました。
※この話はしっかり全部ノンフィクション(本物)です。
"好きな本"。
聞かれて、きちんと答えられる人は何人いるんだろう。
相当な本好き?
それとも、マンガや小説のオタク?
私は多分、小説オタク…ではない。
とある小説家さんにゾッコンしている。
私のこんな文の書き方は、その方リスペクトだ。
まぁ、まだまだなんだけれど。
きっと、これを読むほとんどの人は、誰か分からない。
私ですら、数年後、これを読んだ時、わかるのだろうか。
ではひとつ、そんな小説家さんの代表作であり、私の一番好きな本を紹介させてほしい。
きっと、名前くらい…聞いた事あるだろう。
西尾維新・著
「化物語」
朝。
起きた時、カーテンがあっても分かるほどの陽が射し込んでいた。
多分…寝坊したんだと思う。
「………」
どうせ焦っても仕方ないので、カーテンを開けて、外を見てみた。
でも、違った。
何が違ったか。
愚問である。
決して、晴れているわけではなかった。
陽が、射していなかった。
そういえば、昨日の夜は雨が降っていたっけ。
それに、今日の予報も雨だったはず…
どうして今、自分は陽が射し込んでいると勘違いしたんだろう。
…~♪
と、スマホの呼出音が鳴る。
「…はい?」
「あ、おはよーっ!んね、今日おやすみな感じ?もしかして寝坊!?安心しな!今すぐ準備してこれば、まだ間に合うよー!」
一方的に話されて、プツッと電話は切れた。
ん。また陽が出てきたかも。
今日は、あいまいな空模様をしているのかもしれない。