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10/14/2022, 12:18:53 PM

高く高く翔べば

あなたに気づいてもらえるだろうか

10/13/2022, 1:32:08 PM

「あ、そーや!海行こ!」

秋の後半
寒くなってきた頃に
私の元に1件のLINEが入った
どうやら親友からのLINEのようだ
なんでまたこんな時期に、
と思いつつも
私は彼女の誘いに乗ってしまう

約束の日
待ち合わせの場所に着くと
やけにそわそわしている彼女がいた
声をかけると彼女は私の方に駆け寄ってきた

2人で喋りながら海へ歩く
今日は風が強く、
とてもじゃないが
海日和とは言えない天気だった

海に着くと
彼女は靴を脱ぎ捨て
ぴちゃぴちゃと音を立てながら
海に入っていった。

彼女に呼ばれて海辺に行くと
海の水はとても冷たくて
慣れるのに時間がかかりそうだった
冷たいねと彼女の方を向くと
イタズラな笑みを浮かべた彼女が
私に水をかけた

「冷た!?」

不意に出た言葉に
彼女はくすくす笑いながらも
次から次へと水をかけてくる
やり返すと彼女はびっくりした顔をして
また水をかけてきた



赤とんぼが宙を舞う頃
彼女と私は砂浜で空を眺めていた

「久しぶりに子供みたいに遊んだかも」

そんな彼女の言葉に私は頷いた
海に空が反射して紅く染っている

「そろそろ帰る?」

私がそう言うと彼女は
私の家に泊まると言い出した
えーどうしよっかなーと言いながらも
私は母親に連絡を入れた

彼女のいる時間はとても心地よい
2人でいる時間だけは

子供のままでいいから。

10/12/2022, 9:59:35 PM

放課後、
先生に雑用を頼まれ
少し遅くなってしまった

ふと窓の外を見ると
いかにも雨が降りそうな天気だった
急いで階段をおりようとすると
手遅れだったようだ
外で雨の音が鳴り始めた
カバンの中から傘を取りだして
溜息をつきながら靴箱まで向かった

靴を履いて校舎を出ようとすると
ドアの前で雨が止むのを待っている彼がいた
私の鼓動はどんどん早くなる
おそらく顔は真っ赤になっているだろう
すると彼は振り返り

「雨、降ってきてもたなぁ、」

と子供のように笑った
こちらの方では珍しい関西弁で喋る姿が
どこかおかしくてつい笑ってしまった

「傘、入る?」

ふと口にした言葉に彼はとても驚いていた
彼の頷きながらも気まずそうな顔に
また少し笑ってしまいそうになった
二人で入るには少し小さい傘
私が傘を広げると彼が持ってくれた
身長差がありすぎる私に
彼は傘をかたむけてくれる
彼の優しさに少し照れながらも
私たちは歩き出した。

[相合傘、濡れてる方が惚れている]

10/11/2022, 11:47:23 AM

揺れていた
あのカーテンは
大空からの風を受けて
静かに靡いていた

ふとカーテンが開いて
窓枠に切り取られた空は
異常な程に青く
白く光る太陽が眩しかった

この空をキャンパスに収めようと
筆を握った手が微かに悴んで
冬の訪れを感じさせた

冷たい空気のなか
澄んだ青空を見上げると
カーテンがそれを遮るかのように
外からの光を遮断した

「秋は、どこ行っちゃったんだろ」

いつもの如く口にした言葉は
あの大きな青空に吸い込まれた
季節外れの寒さの中
吐き出した息は白く濁って消えた。

10/10/2022, 1:17:36 PM

泣きたい時ってあるよね
本能的に泣かないとダメだって時
しかもそれが急にくるから対応しきれなくて
結局大号泣でメンタルしんどくなるよね
でもそれの頻度って個人差があるし
頻繁に来るからって幸せじゃないって意味でもない
幸せって感じれるけど涙が多い人もいるし
不幸せだなと思うけど涙が少ない人もいるし
逆も然り
だからこそ相手の涙に気づく必要は無いけど
理解してあげることと
気づいた時はそっと拭ってあげることが大切だよね
涙の理由も分からずに泣く時だってあるし
ホルモンバランスの関係上女性はそれが多いから
だからって女性にばっかりストレスが溜まるか
と言ったら違うと思うし
私たちの生活には調和と個人差と理解が大切だね。

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