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2/10/2025, 7:42:36 AM

君の背中



何事もまじめに取り組んで、


弱音をはかず、


堂々としていて。


いつも優しい笑顔の君は、


わたしの憧れだ。


君の背中は、とても大きい。




でも、ふとした瞬間に見える


道に迷った子どものような顔。


きっと、背中を大きく見せているだけなんだね。




それでも、君は


無理してでも、がんばろうとしてしまうから


せめて、わたしの前では、


君が、背中を丸めることができますように。

2/9/2025, 2:07:56 AM

遠く....



遠く光るあの星が、もしも近くにあったなら


迷ったわたしを、導いてくれるだろうか。



遠く輝くあの太陽が、もしも近くにあったなら


一歩踏み出せないわたしに、勇気をくれるだろうか。




いや、もしかしたら


あの星は、遠くで光っているからこそ


わたしは、星に願うことができるのかもしれない。



あの太陽が、遠くで輝いているからこそ


わたしは、手をのばそうとするのかもしれないな。

2/7/2025, 11:20:12 PM

誰も知らない秘密



『すきな人いるの?』


いるよ、と答えた。


絶対うまくいくよ、というあなたに


そんなわけないと、心で呟く。


あなたのとなりにいるのに、すごく遠い。



いつまで話せるかな、なんて呑気に考えていると


あなたの携帯が鳴る。


『そろそろ行かないと。』


わかってる。どうせ、あの子のところに行くんでしょ。


最近うわさで聞いたよ。彼女ができたって。



さっきまでとなりにいたのに


あなたはだんだん遠のいていく。


いや、最初から近くなんてなかったな。


それでも、せいいっぱいの笑顔で手を振るわたしは


あなたには、どんな風に映っているのかな。


ただの友達? それとも、ただのクラスメイトかな。


わたしはこんなにも、、



でも、あなたに知られるわけにはいかない。


すこし苦しいけど


この想いは、わたしだけの秘密。

2/6/2025, 2:48:21 PM

heart to heart




わたしの実家には、1匹のねこがいる。


なまえは『はな』。女の子だ。


わたしが小学生のとき、家に迷い込んできたのだ。


とても小さくて、かわいくて。


その日から、あなたは家族の一員となった。







わたしはひとりっ子だから


あなたが来てから妹ができた気がして


すごく、うれしかった。


おもちゃで遊ぶと、勢いよく飛びついてきたり


一緒におさんぽしたり。


そしてたまに、猫パンチをくらったね。


ちいさいころのあなたも、とてもかわいかったよ。






数年立って、あなたがわたしの歳を越した。


今度は、あなたがお姉ちゃんだね。


体が大きくなって、だっこするときに重みがある。


わたしも、制服似合ってるかな。


一緒に成長できて、うれしいよ。







もう、あなたと出会って、13年経つ。


あなたはもう、おばあちゃん。


どうしても、ねこは人より、人生の進みが早い。


わたしは大学生になって、一人暮らしを始めたよ。


前みたいには、あまり会えなくて、寂しいな。


前よりも、おもちゃで遊ばなくなっちゃったね。


でも、ちゃんとごはん食べてて安心したよ。









『はなちゃん』



あなたは、いまもむかしも、変わらず、とても愛おしい


ずっと、あなたのそばにいたい


あなたも、わたしのそばにいてほしい


わたしのこれからの人生を


わたしの近くで見ていてほしい


長生きしてほしい


言葉で言い表せないほど、あなたが大切で。




『だいすきだよ』






そう言うと


あなたは、わたしに体をすりよせた。




きっと、言葉は通じなくても


出会ったときからずっと、心は通じていたのかな


あなたへの愛が、伝わってたらうれしいな。


2/4/2025, 2:27:29 PM

永遠の花束





おめでたい日をお祝いするために。




がんばったご褒美に。




感謝を伝えるために。




愛を示すために。





花束をもらう機会は、様々だ。






しかし、『永遠』はあるのだろうか。




花にも寿命があり、いつかは枯れてしまう。




私たち人間も、いつか、同じように。




この世界に『永遠』というものはないのかもしれない。






人は言う。




『永遠』がないからこそ、儚く




『永遠』がないからこそ、うつくしいのだと。






わたしたちは、枯れゆく花を




ただ、見守ることしかできないのだろうか。









わたしは、そうではないと思うのだ。





『花束』は




だれかが、だれかを想い、選んだものだ。




こんなにも、尊いものだ。




簡単に忘れるはずがない。





たとえ、花が散ってしまっても




わたしたちの命が燃え尽きたとしても




かたちとしての『永遠』がなくなってしまったとしても




わたしたちの記憶には、残り続けている。





これこそが、『永遠の花束』なのではないか。








あなたは、今までに



だれからどんな花束をもらいましたか?



きれいでしたか?



あの人は、どんな顔をしていましたか?








きっと、わたしの心にも。




あなたの心にも。

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