─男のから、キミちゃんへ─
可愛いなぁ
綺麗だなぁ
そうしか思えなかったんだ
キミちゃんを見た時
キミちゃんは愛されるべき
愛されるために生まれた
そんな存在するだった
あのさ
でもさ
僕、思っちゃったんだよね
何がそんなに可愛いのって
何がそんなに愛らしい?
何がそんなに綺麗なの?
考えてみると分からなくて
なんでキミちゃんを
このコを可愛がってたのかな
なんで欲しがったのかな
そう思っちゃったんだよね
そしたらさ
全部どーでも良くなっちゃった
あ、キミちゃんってのは君じゃないよ
僕のキミちゃんだからね
キミちゃん、見てる?
見たよね?見てるよね?
キュートなキュートなマイドールへ♡
─2人目の視点─
ある時
私の前に
一人の男が現れた
見ている間に
子供たちへ
子守唄を歌う時間になった
その間も見ていたけど
何だが、その男は可哀想だった
ただの光にこうも夢中だなんて
いや、違う
本当はその感情が
その感動が
とても羨ましかった
だから会いに行ったんだ
暫く話して思ったよ
不思議な生き物だなって
また話したいな
こんな所だけど
また会いたい
それが母のある記憶
残された記録だった
─1人目の視点─
わぁ
それしか言葉は出なかった
そのオーロラを見た時
美しくて
神秘的で
空いっぱいの
美しい光のカーテンを
つい触りたくなるような
もっと居たくなるような
一瞬で
極寒の山の中が
そんな場所に変わった
こんな体験を
また味わいたい
感じたい
死ぬまでずっと
それで君に出会えたんだ
不思議な生き物だったなぁ
また会いたいよ
また会おうね
さぁ
冒険の旅へ出かけよう
これを見てる貴方様へ
この花を受け取ってくれる?
ただ一つの
たった1輪の花だけど
僕は貴方にこれを渡したい
あなたが想像してるのは
どんな花かな
ワスレナグサ?
スミレ?
それともロマンチックに
バラ?
カーネーション?
なんでもいいけれど
その花は貴方のものだから
受け取っても受け取ってなくても
この1輪の花だけは
忘れないで
あなたの想像した花が
あなたの形かも知れないよ
僕には分からない
私には分からない
それでもいいよ
だって僕も分からないから
自分の形はきっと
見つけれるよ
長々と話してごめんね
見てくれてありがとう
受け取ってくれると嬉しいな
自分を見つけたい僕より
第3章
溶けていく
君との夢は
ここで終わり
もっと一緒にいたかったな
そう思うのは僕だけかな
消えていく
貴方との旅は
ここで消えるの?
もっと貴方と
希望を見たかった
世界を貴方を
そう思うのは私だけかな