猫の國

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─2人目の視点─
ある時
私の前に
一人の男が現れた
見ている間に
子供たちへ
子守唄を歌う時間になった
その間も見ていたけど
何だが、その男は可哀想だった
ただの光にこうも夢中だなんて
いや、違う
本当はその感情が
その感動が
とても羨ましかった
だから会いに行ったんだ
暫く話して思ったよ
不思議な生き物だなって
また話したいな
こんな所だけど
また会いたい
それが母のある記憶
残された記録だった

2/26/2025, 11:33:53 AM