不条理な世界で
君は何を感じたのか
普遍的なこの世界では
不条理な事などさも当然に存在してる
まるでそれが美徳かの様に
可笑しく狂っているはずなのに
当たり前のように呑み込んで
我慢を強いられる
こんなにも醜く黒い感情が渦巻いても
表に出せば叩かれる
何が正義かなんて見方1つで変わり
愚かにも自分の正義を掲げ
相手に不条理を叩きつけるのだ
こんな世界で君は何を思い過ごしているのか
私は君が言ったただ一言が真理の様な気がした
『お互い様なのに何故争うのか』
所詮物事なんてものは視点を変えれば
どちらも悪くどちらも悪くなかったりするものだ
不条理なんてものは人間の利己主義なんだ
そしてそれは人間である以上
きっと無くならないものなのかもしれない
だから私の中の世界だけは正しくありたい
星が溢れる夜
満天の星々が黒い空で光を灯す
それはまるで黒い帆布に白い斑を描いたように
日々に悩まされ煩わしさを感じ
下を向き歩いて
ふと見上げると
そこに神秘的な夜空が
ただ存在していて
ただ目を奪われ眺めていると
自分の存在がどれだけちっぽけかを
思い知らされる
この宇宙という中の何万とある星の1つ
地球に生まれ
人として生きている
そんな当たり前の事を
夜空の星々を眺め
改めて再認識する
夜空の星々の灯火は
消えるその時まで光り輝く
その姿は儚げで何処か力強くもあり
自分に進む気力をくれる
溢れかえる星々は今日も力強く輝いている
安らかな瞳で微笑みかけ
いつも僕の愚痴を聴いてくれる
君の隣は居心地が良くて
陽向のような温もりで
僕を包み込んでくれる
そんな君の隣が好きで
いつしか君の存在が
当たり前になっていた
この先もずっと続いてゆくんだと
そう思っていた
些細な事がきっかけで
少しずつ君との溝は深まり
いつしか埋まらない程の大きな穴になって
陽向は夕暮れの様に影を伸ばし
君は僕の前から消えた
そして時が経ち
そんな君の事を引きずってたある日に
君に再会をする
君は相も変わらず
安らかな瞳で微笑みかけて
いつかの想い出を語り合う
そして君は言う
『貴方の幸せを願っているよ いつかまた』
安らかな瞳で君は去ってゆく
一筋の陽向を僕に残して
ずっと隣で見守っていた
あんなにも誰かを頼らなければ生きていけなかった
あんなにも上手くいかなくて泣いていた
そんな君がいつしか
誰に頼るでもなく
上手くいかずともめげず
いつしか自分で歩み始めた
そしていつの間にか私の手から離れ
進むべき道も真っ直ぐに進み
あんなに小さく危なっかしい背中は
知らぬ間に大きく頼り甲斐のある背中に
時間の流れは残酷で
君はどんどん離れてゆく
そして君は大切な人を見つけた
君は今門出に立ち
大切な人と式を開く
私から貴方へ
思いを紡ぎ
これから君の隣には
君の選んだ大切な人が見守ってくれる
そして今度は君たちが見守っていく
もっと知りたいんだ
君が好きなもの
君が好きな事
君が好きな場所
君の得意な事
君の色んなことが知りたいんだ
少しずつ色んな君を知っていくうちに
君にどんどん惚れていく
願うことなら
君も同じ気持ちなら嬉しいな
でも少しだけ
知らない君もあってもいいのかも
全部を知って理解することもいいんだけど
少しだけ知らない部分がある方が
ずっと君の事を考えれるから
だから少し不思議な君も
魅力に変わって
また惚れていく
そんな君はまた笑って
魅了していくんだ
やっぱり君のことをもっと知りたいな