志新蒼心

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5/26/2023, 12:14:25 PM

月に願いを

叶わない恋だけど

月が輝くこの瞬間までは

あなたを好きでいさせて

月の満ち欠けが

あなたとのタイムリミット

月明かりがわたしを照らして

その瞬間だけは確かに存在できる

あなたとわたしが交わり

わたしは満たされる

ほんのひと時の幻想だけど

それでもあなたがわたしの光

あなたは太陽で

わたしは月

決して交われない関係で

でもあなたがいなければ

わたしはそこに存在出来なくて

ただあなたを見つめることしか出来ない

もし叶うのなら

どうかどうか

傍に居させてもらえませんか

そんな願いが空に消えてゆく

わかってる

この願いは叶わないことも

届かないことも

だからその瞬間までは

月明かりに照らされてる

あなたを抱き締めさせて

5/23/2023, 1:01:46 PM

逃れられない呪縛ように

あなたの言葉がわたしに鎖を結んでく

わたしの身体に

あなたの好きが纏わって

わたしはあなたに侵される

あなたの愛してるは

わたしの身体に突き刺さり

毒のように蝕んでく

理解っている分かってる

本当はそこに何も無いことも

あなたのキスで

わたしの首に首輪付けて

何度も何度も躾けるの

わたしはあなたの所有物

何度も何度も混濁して

わたしは空っぽになっていく

愛の意味もわからなくて

あなたに抱かれたのがダメだったの

本当は理解っている分かってる

でももうあなたの言葉は

私を蝕みもう戻れないの

逃れられない呪縛ように



5/22/2023, 1:08:25 PM

昨日へのさようなら、明日との出会い

目を覚ますと見慣れた天井

1日がいつものように始まりを迎える

いつもの戦闘服に着替えて

家を出る

身を守る為の仮面を着けて

外では役者を演じるのさ

これが私の日課で

ここが私の戦場で

何処も彼処も逃げ場がない

見えないナイフと見えない弾丸が

そこら中に飛び交って

気を抜けば突き刺さる

ボロボロの身体で

帰路に着き

見えない傷を癒してく

最悪の今日は最悪の昨日へ

明日またあの戦地へと

決着なんてつきやしない

永遠に続く物語

その時が来るまで

別れと出会いを繰り返す

ただ淡々と今を生きて

少しの幸せを糧に私は生きてゆく

さよなら昨日

必死で今を生き抜いて

また来る明日へ



5/21/2023, 3:02:45 AM

理想のあなたは私をとても大切にしてくれる

誰よりも甘えさせてくれて

怒ることもなくて

愛情表現だってちゃんと言葉に出してくれる

料理だって振る舞ってくれて

デートはいつもあなたから誘ってくれる

他の人なんて見向きもせず

ただわたしだけを見てくれる

一人の時間も作ってくれて

あたしの趣味にも合わせてくれる

辛い時悲しい時は静かに寄り添ってくれる

わたしにとっての理想のあなた

でも現実は全然そんなじゃなくて

あなたはわたしを蔑ろにして

わたし以外にも甘えて

何か気に入らなければすぐに怒り

愛情表現すら心なんてものはなくて

料理なんてものは作ったことも無く

デートなんてものもわたしから

他の人ばかりに目移りして

他の子ばかりを見ている

2人の時間すらもまともに作らない

あなたの趣味に合わせて

辛い時悲しい時はいつもあなたは他の子の所に居る

本当は理解っている

理想と現実は重なり合うことなんて滅多になく

これが搾取されるだけの恋だって

でも何故か惹かれて

どうしようもなく堕ちてゆく

これが現実のわたし





5/20/2023, 7:46:44 AM

突然の別れ

この先もこの関係が続くと思っていた

昔からずっと変わらない君は

少しずつ僕の知らない所で変わっていて

変わっていく君を僕は気づけなかった

自分の鈍感さに驚いている

あんなに近くに居て

君の些細な合図に気づけなくて

愚かにも君を傷つけていた

君は次第に嘘をつくようになった

人の為に自分を偽って心を殺した

そんな君に僕はいつも通りに接して

君も相も変わらずいつも通りに接してくれた

多分君の心はもう限界だったんだ

次第に君は周りの人達を避け

連絡も段々取れなくなり

いつの間にか君は消えていた

最後の電話は君なりのけじめだったのかもしれない

あれからもう何十年と経つ

前に君が誰かと居たと言うのを風の噂で耳にした

それも何年も前の話だ

今君が何処に居て

誰と居て

どんな時を過ごしているか分からないけど

幸せでいて欲しい

そしてもし叶うならまた君に逢いたいです

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