忘れられない、いつまでも
死んだ君。
冷たくなって、血が飛び散った私の顔にも血がはねた。
忘れたいけど、悲しいけど、鮮明にいつでも私を襲う精神的苦痛。
忘れたいけど忘れられない。
死ぬまで、ずっと忘れない。
明日世界がなくなるとしたら、なにを願う
あした、私は死ぬ。
それは、息子にも誰にもいえな。
私は最後に彼に言った「唯一の自分を大事にして。
諦めないで、生きることを、私を追ってこないで。
もう、生きることを許されないから。
約束ね。
私の場所にはきちゃだめよ?」
母は、俺にこう言うと笑いながら、俺を残して行ってしまった。
唯一、母の友達だった彼女、柚葉の為に。
人を殺して、自分は責任を放り出し逃げ出した母を、俺は最後にこう言う「俺の気持ちも考えてよ、、、」
俺は寿命がつきて死んでしまった。
目を開くと、母がいた。
母は、泣きながらこう言った、「ごめんね、、、こんな母親で置いて行ってごめんね」
俺はいえなかった、あの言葉を。
心の中でぽっと呟く、(俺の気持ちも考えてよ、、、)
俺は心の中で大声でいった、(次は親子にならないで、赤の他人になりたい)そう心の中で願った。
大地に寝ころび雲が流れる…目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?
私は吐き出した、すべての思いを。
彼女の思いを知った。
彼女は表側では明るく振る舞っているが、裏ではいわゆる鬱病だった。
彼女はクラスでもカースト上位の人気者だった。
だが、そんな彼女の美貌に嫉妬した元カースト上位は彼女をのけ者にした。
だが、彼女はクラスで明るく振る舞っていた、それを見た元カースト上位はいじめをエスカレートさせた。
だが、彼女のことを守ろうと私は元カースト上位の所行を先生に報告した。
そうして、いじめは収まったと思ったが、奴らは裏で彼女をいじめた。
彼女は耐えられなくなり、隠していた本当の顔を表した。
それをみて、私は必ず奴らに復讐をする、そう決めたのだ。
私は大人になり危険物取扱店を建てた。
そして、奴らが飛行機で海外に旅行すると聞き爆弾を仕掛けた。
奴らだけを殺すはずだったが一人欠席しており赤の他人を殺してしまった。
奴らを殺したことに何も罪悪感は抱かなかったが、赤の他人を殺したことに罪悪感を持った。
私は、けじめを付けるためにこの世を去った。
私が死んでも誰も悲しまない、そんなことを思っていたが、唯一彼女だけは悲しんでくれた。
彼女のために尽くしてよかったそう思えたのだ。
地獄からでも、唯一悲しんでくれた彼女の事を今でも守っている。
はやくきてね、私を追って。
「ありがとう」そんな言葉を伝えたかった。その人のことを思い浮かべて、言葉を綴ってみて。
私の事を愛してくれた彼。
私は社長令嬢として生まれた、父の会社はかなり大きく
ある程度知名度がある会社だった。
だが、父は過労で倒れてしまった。
その時、夫が代理で働いてくれた。
夫が海外に商談にいくとき飛行機が爆破された。
夫が乗り込んだ飛行機は爆弾が仕掛けられていた。
爆弾を仕掛けた人は手紙を残し自害した。
私は愛する夫を亡くした、どうしても許せなかったが手紙を読むと仕方ないのかと思うほど
残酷な過去があった。
葬式を行うと、多くの人が駆けつけてくれた。
夫は、優しくいろんな人から信頼されていた。
そのため、皆が夫の死を悲しんだ。
また、会いたい。
そんな思いを、愛してくれた彼へ伝えたいかった。
もし、また会えたなら、「ありがとう」この言葉を当たり前に伝えたい。
優しくしないで
優しくしないで、見とれちゃうから。
優しくしないで、自分の周りには、あなたのことを好きでたまらない人
ばかりなのに、なのになぜ私を選ぶの?
もっと自分を大事にしてよ。
優しくしないで、チラチラ見ちゃうの。
優しくしないで、胸が高まる。
優しくしないで、好きになるから。
死ぬまで、愛してあげるから。
もう、優しくしないで。