子供のように
子供みたいにはしゃぐ君。
いつもベッドで寝てた君が急に外に外出しだして少し寂しかった。
足にハンデを持って生まれた君に。
少しでも夢を見てほしかった。
けど、頑張りすぎちゃった。
過労で倒れた私。
彼に義足をかってあげようと頑張って馬車馬のように働いた。
私の健康を対価に君の笑顔を見たかったから。
放課後
放課後の教室はどこか静かで夕日が教室をさしていた。
そんな教室で、いつもユリを置いてくれるあの子。
けど知らないこ。
そのこにありがとう、
彼女は驚いた顔をしていた。
あぁ、そっか。
私、見えてなかったんだ。
けど心は軽くなっていって白い光しか見えなかった。
私のこと、覚えててくれたひとがいたんだ。
わたしはこの静かな教室で、一人涙をながし鼻をすすった。
誰もいないから。
私の悲しみだけが教室に響いた。
エイプリルフール
「え~ん私ちゃんに殴られた~」
は?
急に泣き出す隣の女子。
普段ぶりっ子で女子から目の敵にされているかのちゃん。
私も少し苦手だったがあまり話すこともなく話しかけることもなかった
なのに、急に泣き出すかのちゃん
その後、私はハブられるようになった。
みんなわかってるのに、外面を気にして私をハブる。
過去にもかのちゃんはカンニングされたと授業中泣き出すこともあった。
けど、その子はカンニングする必要もない学年トップの頭脳を持っていた。
その時からかのちゃんは嫌われた。
名誉を取り戻すため私に濡れ衣を着せ名誉挽回をはかったのだ。
その後、私はかのちゃんに公園に来るようにいわれた。
いつも人がいない公園によばれ何かと思ったらかのちゃん、なんていったと思う?
「エイプリルフールだよ、バーカ」
私はかのちゃんのことを殴った。
執拗に殴った。
かのちゃんはピクリとも動かなくなった。
私はそんなかのちゃんを砂場に埋めた。
近くにあった大きなシャベルで深いところに埋めた。
エイプリルフールと言う嘘が一人の人間を社会的に殺しその嘘から恨まれ殺される。
エイプリルフールなんて、だいっきらいだ。
形の無いもの
心は見えないから形もわからない。
それじゃ無いものとほとんど変わらない。
ないものを傷つけて、誹謗中傷したりするかれしがきらいだった。
顔出ししてないブイチューバーを批判していた。
だがそれは私だった。
だから分かれた。
けどあいつはつきまとってきた、そして私を階段から突き落として事故に見せかけ殺害した。
私は霊になった。
形のないものって私だったのか、
向かい合わせ
鏡を見ていると後ろに女の子がいた。
振り返っちゃだめ、とつたないしゃべり方で私にいう。
そのこはわたしの双子の妹だった。
幼い頃にアレルギーの卵を保育士に食わされアナフィラキシーショックでなくなった。
その妹は私の鏡に入り込み、向かい合う、この時がいちばんたのしい。
本当に向かい合ってはなしたかった。