なんたって浅い繋がりを軽んじていってしまうんだろう。心と心の深いところで絆ぐものばかりじゃないでしょう。「あなたの全てが欲しい!」ほど、どうも欲しがりになれないから。もっと清潔な情をしていたいよ。
奪いたい気持ちがないならこんなに時間を裂いていてらんないよ。これが自惚れじゃあないと自己虐待になっていけないし…。君にとって意味のある時間かなって思っているくらいの傲慢さがないとね。
愛よりは謳ってみたくなるな。『キズナ』って言葉は少し前聞いてちょっと辟易してたけど…苦しい思いを美化するときの常套句は呑まないでいたいね。みんなで苦しむ必要なんてないんだから。
君の手の中で音が踊っている。魔術師みたいだね、って我らながら思っている。別に永遠がなくたって。すぐ悲しいって誰かに傷けられているみたいだけどさ。一人になるのが、下手くそみたいだから、どうにかうまいこと笑顔でいてくれますように。
少し誰かに気に入られなくたって、君の価値が損なわれるわけじゃあないのに。自分がなんなのかわからなくなるなんて、本の中の話だけじゃやっぱりないんだなぁ、とかさ。
そういうのって生来持って生まれたもので決まるの?それとも育ちが悲しかった証左なの?どちらにせよそうでなくてよかったって思うのなら、君を下手に見るような人間だとしたら笑い草だ。
たった一掴み残った希望に縋っている。足の先が僅かに処刑台を掠っている。朝目が覚めるよりは辛うじてマシな程度の『痛み』…致死量だけ分けてくれる?
あなたの泣き声が耳に残っている。酸いばかり噛み締めた舌が腐っているんだね。優しい沈黙を押し流してしまった優しさはまるで踏切みたいだった。渡れないな。永遠って言葉の意味を知らないで使っていた子供の頃に戻れないな。戻りたいの?あの許しがたい過ちの日々に。
『絶望』って呼びたいのを迷って口に出した『希望』の音読が苦々しいばっかりだったのをよく覚えている。嘘つきになって、裏切りになって、みんなが笑っていたのが救いだったとしたってたぶん誰かは泣いていたんでしょう。
「【問】しあわせな人間は存在していいんだろうか?」
誰かを抱きしめるためにあるんだって言っていた…それは、あなたが悲しい人だから言えるんじゃないのかな、って思いながら、「生きているだけで傷つけてごめんなさい」の立場のまんま誰が安らげるんだろう?
だけど、それはせめて、少しでも(明日なんて来なければいいんだ!)って、子どもたちが泣かない世界であるように。
一日一枚書いたんです。実はね。「なんのため」って、
聞かれたら困るけど、だけど大体タイトルは『愛』なのです。そんな世界つまんないよ。
見えるものが変わっても地図はね、赤いピンを取らないもんなのです。「信じたい」って気持ちが解なら悩む必要はわかんないよ。
右左して渡る交差点、規律遵守が即ち『愛』なのです。「正しく在りたい!」って、「理性!」って、叫ぶ獣欲と生きる道。
昔あったものが今もあるとは限らないけれど…、あったほうがいいのかもわからない、よね?
「言い訳みたいに聞こえるよ。」って嫌がってたのをなんか覚えてるな。顔向けできる人ばかりと会ってきていないし。世界の楽しいもの全部を楽しみつくせるわけじゃないから寂しいね。
連絡返してよって文字を通知で読んだけど、返すのには気合がいるからあんまりそういうふうにはできなかった。会っていないから合いたくないし。そんなに後悔だって、 たぶん、しない。
君は今何をしてるのか、まさか知りたいわけじゃない。今になったらもうわからないね。って、言う日を待ってるような気がする。