佐目毛

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5/14/2023, 10:38:56 AM

「ようやく手に入ったよ」ジャックは紙きれを握りしめ、興奮冷めやらぬと
、息急き切って、走って来た。
私は庭仕事の手を止め振り返った。「何が手に入ったて?」
ジャックは榛色の目をキラキラさせいる。
「何て、飛行船の乗船券だ。見てみろ、君のも、あるぞ」そう言って私に1枚の紙切れを寄こした。(続)

5/13/2023, 10:21:44 AM

此の所雨続きで嫌になる。基本私は雨は嫌いではないのだが、こうも続くと晴れの日を待ち望んでしまう。『お家時間でやりたいこと』ということだが、既に私は、はまると沼な塗り絵とノート(紙の)に小説を書くと言うことを長年やっている。
新しい趣味を何か見つけようかと思っていたところ、You Tubeでコラージュ作製の動画を目にすることがあり、それにドはまりしてしまい、自分でもやってみたくなり少しずつ材料を集めている。動画に出てくる制作者さん達みたいに、美しい物は直ぐにはできないだろうけど、自分なりに作品を作ってみようと思う。もちろん小説も塗り絵も続ける。

5/12/2023, 10:05:14 AM

その国は、はるか彼方にある。私はもう行くことは無いだろう。でも誰か子どものままで居られる人は行ってみてほしい。

5/11/2023, 10:06:57 AM

私はクリケットが好きだ。

5/10/2023, 11:26:02 AM

森に続く小径を、私は歩いていた。心地よい風が拭き、綿のロングスカートの裾をはためかす。
樹々には木漏れ日が差し、夏の小鳥達が囀る。遠くで、郵便自転車のベルが鳴る音が聞こえる。あの鞄の中にロバートからの手紙はあるかしら。
歩いていくうちに、森は深くなり、暗くなっていく。にわかに強い風が吹き麦わら帽子を持っていこうとする。「もう」私は帽子の両の縁を掴んで飛ばされないようにした。
徐ろに顔を上げると、そこは一面にヒースが咲き、その周りを何千何万という見たこともない数の小さく白いモンシロチョウが飛んでいた。

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