「透明な涙」
外気が頬に触れ、ぴりりとした寒さに身を縮める
時折手をさすりながらひとり街を歩く
息が白いなあと思っていると不意に鼻の奥がツンとなった。目に涙を溜めながら堪えていると、瞬きに合わせて一雫の涙がほたりと頬に落ちた
違うんです。生理的なやつなんです。泣いてる訳ではないんです。と誰に伝えるでもなくひとり頭の中で言い訳をしながら、なんでもなさげに涙を優しくぬぐう
「あなたのもとへ」
お母さんは私のよ!とばかりに、上の子が甘えようと思ったここぞというタイミングで猫のように戯れついてきていた下の子
上の子は不満そうだが元々パパっ子なのもあり、そんな女くれてやるわよと父の元へ。2人仲良くよしよしさせて欲しいが父の元へ行くなら仕方ない。下の子も好戦的なので仲良くもできない
年月を経て下の子が上の子の真似をし始めた。そしてついにお父さんは私のよ!とばかりに父に甘え始めたのだ。仲良く父と遊んでいたのに突然全て壊される上の子も流石に黙ってはおらず、毎日戦いに明け暮れている。皆で仲良く遊びたい父も連日疲労困憊である
その間に私はキッチンを片付けさせてもらっている
「あの夢のつづきを」
最近懐かしさからアマゾンプライムでギャグマンガ日和を見ている
子どもの頃、youtubeや祖父母の家で契約していたキッズステーションで見れるときに見れる話を見ていた
一から通して見るのは今回が初めてである
案外見ているもので、8〜9割方見たことあるものだった。何度見てもおもしろい
でも何か足りないな。そうだ、ロック伝説だ
ロック伝説がない。夢を夢で終わらせないためにを聞いていない。楽しみにしていたのに
調べたらサウンドトラックに収録されている回でアニメ化はされていないらしい。そんなー、歌ってくださいよ
「あたたかいね」
ひとり暮らしのとき
実家で食べる温かいごはんが幸せだった
実家暮らしのときは当たり前すぎて日常の一部であったが、ひとり暮らしを始めるとものぐさでご飯は簡単に済ませてしまう。1人で食べるのも気楽で良いが、流石に毎日そうだと少し寂しくなる事もある。ないものねだりである
今では私がごはんを提供する側だ
子どもがひとり立ちしたとき、母のごはんは美味しかったなと思い出してくれるごはんを提供したい
ちなみに夫は、ごはんはアツアツ派なので出来るだけできたてで提供している。火傷しないように食べてね
「星のかけら」
砂糖の代わりに金平糖をコーヒーにぽちゃんと落として飲んでみたい
最近は金平糖を買う機会がなかなかないので、いつか手に入れば
最近だと、コーヒーに生クリームを乗せた上にアラザンを少しかけてみた。銀がキラキラとして少しずつ溶ける様は目に楽しい
溶けきらないアラザンが口の中につぶつぶと飛び込んでくるのが、少し好き嫌いが分かれそうな部分である
たまにはこういう変わり種も良い
しかしクリスマス用に3種チョコスプレーを買ったらアラザンだけ子ども受けが悪く、まだまだ残っている。コーヒーだけで消費できるだろうか…