街の夜景に映る光それぞれが人の存在を示す
車のライトとかビルの明かりとか
その光がそれぞれ人の存在を示していて面白い
でも光がない場所にも人は存在する
それがまるで自分の将来のようで怖くなる
生きている痕跡がないのに生きている人
傍から見て生きているか分からない人
そんな将来を考えてしまう
ただの夜景
視界いっぱいに光がきらめいていて
綺麗な夜景
そんな夜景に
こんな雑音が入るようになったのは
いつからだろう
視点が変われば見える景色も変わるというのは本当だ
綺麗で面白いことが溢れているそんな夜景も
視点が変われば
どこか怖くて不安が溢れているように見えるのだから
もう一度
家族で一緒に見たキラキラした街の夜景を
見てみたい
ごめんね
無能でごめんね
役立たずでごめんね
人の気持ちが考えられなくてごめんね
空気が読めなくてごめんね
鈍感でごめんね
厚かましくてごめんね
図々しくてごめんね
謝ってばかりでごめんね
迷惑ばっかかけてるのに
みんなの前から消える勇気もなくてごめんね
なんて弱音を吐いたらみんなは許してくれるのかな
みんなは助けてくれるのかな
みんなは優しい言葉をかけてくれるのかな
そんな優しいはずのみんなに怯えながら
今日も弱音を隠しながら生きるよ
隠し事ばかりでごめんね
臆病でごめんね
みんなを信じられなくてごめんね
人間としてどこかが欠落しててごめんね
あと1年は取り繕ってみせるから
その時が来るまでは普通の人間でいてみせるから
だから
あと1年いっぱい迷惑をかけることになるだろうけど
ごめんね
今までやってきたことへの後悔
今までやってこなかったことへの後悔
学校では悔いの残らないようにだとか
後悔しないようにだとか
そう教え込まれてきたけれど
やっぱり正解の導き出し方は分からなくて
結局いつも後悔にまみれた選択ばかり
でも最近気づいたこと
後悔する結果を招くのは
いつだってやってこなかったことに起因する
やらずに後悔するよりも
やって後悔しようという言葉があるけれど
それはきっと
やらなかったことの積み重ねで起こる
後悔を減らすため
次への布石
やってからの後悔は
きっと将来の自分を救う
そう考えると
少しはこの後悔も
大切に思える
気がする…
大空を飛ぶ鳥を見ると
羨ましくなる
自分もあんな風にどこか遠くへ
自分の意思で
自分の力で
誰にも邪魔されず
飛んで行けるならどんなに素晴らしいだろう
しかし考えてみれば
行き先を自分の意思で決めなければいけず
餌を自分の力で取らなければいけず
時には他の生き物に殺されることだってある
自然界に生を受けた鳥の中で
自分の思うままに飛び続けられた鳥は
どれほどいるのだろうか
そう考えて
また退屈で窮屈で恵まれてる日々に戻る
今日この頃
忘れられない、いつまでも
親に連れられたあの景色
友達と走り回ったあの景色
車に揺られながら眺めていたあの景色
あなたと一緒に見たあの綺麗な景色
戻りたくとも戻れないあの景色
今見ている景色はあの時見ていた景色とは全く違う
あの時見ていた景色と比べ全く魅力も価値も感じない
いつか魅力や価値を見出すことは出来るのだろうか
もう一度あの景色を見れたなら
もう一度皆のいるあの景色を見れたなら
ただただ戻りたい
あの時に