11/21/2025, 7:56:04 AM
『砂漠でお前を愛す』
ぼくが生きてゆくには
暴力に頼らざるを得なかった
ぼくが生きてゆくには
あまりに綺麗言が眩しくて
砂漠の夜に 砂漠の夜に
だからお前を
誰も傷つけずに泣いてるお前を
今は渇いたぼくが愛す。
10/27/2025, 9:13:21 AM
『絶対に届かない君への手紙』
涙が乾いて見えなくなるように
ぼくの書いた文字はやがて
滲んでいって朝日を浴びて
気づけばガラスになって
部屋いっぱいに散らかっている
ぼくの誰も知らない情熱が
熱に火がかさなって
赤熱して
こらえきれずに火が溢れて
ある日ぜんぶ燃えたよ
したためたのぜんぶ
それでも書けなくなるより
まだ書けるなら
絶対にいいと思うよ
絶対に届かない
君への手紙
10/16/2025, 7:50:04 AM
『運河』
君のなみだ
君に言えないすこしだけ
ずるいことをして手に入れた
握りしめた指のあいだから
微かな光こぼれる
君のなみだ
わたしはだんだん君のなみだが
ゆっくりと感染(うつ)ろいそうで
生まれ育ったこの運河に
君のなみだを投げ捨てた
運河は油のように水をはじいて
さらさらと眩しく流れていった
10/10/2025, 11:32:20 AM
『友だちの詩』
手を繋いでいるだけじゃ
たぶんきっと
だめなんだ
ちゃんと自分のことばに
じぶんの声をのせて
じぶんのリズム
じぶんのおもさをのせて
たぶんきっと
一人で剣を握ったら
たぶんきっと二度と離せない
たぶんきっと
剣は一人で持つものじゃない
手を繋いでいるだけじゃ
たぶんきっと
10/10/2025, 7:47:01 AM
『肉食』
今日も殺した殺した
今日もお前と笑えるわ
今日もお前らと話せるわ
今日も何故か花が咲いてるわ