bye bye…、そう、悲しそうな声であなたは言う
それに、私は何も出来ない自分に悔しさを感じる
だって、本当は私が囚われの身であったのに、
あなたが、身代わりで私と入れ替わり、
絶望と屈辱の日々を送っているというのに、
私だけ幸せに生きてしまって良いのでしょうか?
苦しいです、辛いですよ、だって、あなたは、
私のとっての英雄であり、世界の英雄、
それなのに、私は何もしてあげられないのだから
私は祈りを捧げる事にしました、あなたの為に。
"一生掛けても、あなたを見守る存在になります"
辛いことまで、受け入れましょう、
あなたは、私にとっての英雄ならば、
私はあなたにとっての、聖女や天使にでも、
成ってあなたの元へ舞い降りて助けましょう。
何年掛かろうとも、あなたを支えて、
助けて差し上げましょう、この恩を仇で返す、
そんな事しません、ですから、あなたの苦労を、
私にも少しだけでも、分けてくださいな。
英雄様。
君と見た景色、それは、生まれてから死ぬまで、
かつてない程に、綺麗な景色でした。
それは、まるで天国に居るかと錯覚するほど、
地獄だと思っていたのが、貴方が居るだけで、
全てが変わっていった、仲間の顔に希望が灯り、
人々の協力も得て、誰かのために、誰かを守る、
その為にも、犯人を捕まえるべく努力を惜しまず
貴方の真っ直ぐとした背中を後ろで守るのは、
俺だけで良いんだ、そう、錯覚してしまう、
だけど、時は満ちたのだ、犯人と対峙して、
戦って、でも、まだ、真のラスボスは居て、
叩きのめされようとも、諦めない貴方の信念に、
俺は惚れたのです、だから、倒れようとも、
貴方の為に庇ったのだから、せめて…自分達が、
出来ることはこれしかないから、ラストは貴方、
やっぱり最後は決めてくれなきゃ、恨んじまう、
でも、それの最後の期待に応えてくれた、
それも、完璧なる神の姿の心、いや、ペルソナ、
もう一人の貴方と共に決めてくれましたね。
安心してしまいました、でも、その後は早かった
時がゆっくりと進めば良いのにと願ったのは、
これが初めてかもしれない、ここ数年で、一番、
楽しかったから、相棒って呼び合えたから、
信頼を得て、信頼をして、仲良くなって、
それから、俺の背中を押してくれて、
前向きにさせてくれた、貴方との別れが近付くと
何故か寂しいが残ってしまう、けど、俺は、
止めやしないさ貴方の足を引っ張りたくないから
だって、だって、貴方は、
"最後まで俺の最高なHEROで、俺の相棒で…。
皆にとってのリーダーでもあった、
強い信念を持っている、心のある人なのだから。"
それだから、俺は離れても、大丈夫、貴方に、
教わったのだから、一年間で大切な事全部、
仲間達も教わったのだから、だから、安心して、
行ってらっしゃい、そして、帰ってきたら、
お帰りと笑い合えるような、関係で居たいな。
元ネタ
ペルソナ4(陽介視点)、
イゴールの発言(空っぽ)はず?
手を繋いで、助け合って生きていきましょう!
って、誰かさんが言いましたよね?うん、ね、
そう、言ってた人物がね、必死に今は、化物から
逃げまくっている、という、何ともカオスな状況
日頃の運の無さが反映されているように、
このサバイバルの中でもそうなのだが…。
まぁ、取り敢えず対抗できるから良いとしても…
装備品の服が…何だろう…心もとない…。
男性が着る服装なのか…?これ…?
(女装として見えない服類)
真面目に考えて、文化祭を思い出させるものだ。
はぁ、全くガッカリ過ぎる…。
"お前が居るから助かるけど…。もうちょっと…"
言おうとした言葉を途中で遮られた。
お前マジか?!まだ、仲間が居るのに?
直ぐ直後に、腹に向かって蹴りを入れて、
ぶっ倒れて、暫く動けなくて悶えていた姿を、
見つつ捜索をしていたのはまた後の事。
安定の元ネタ
花主、捜索隊メンバー(ペルソナ4)
どこ?、そう、悪夢の声が呟いていた。
その声に向かって戦いたかった、抗えなかった、
そんなグルグルと嫌気が波のように、上がって、
'貴方の夢を食べて差し上げよう。'まだ、悪魔は、
自分に対してにこやかな、いや、企みを隠せない
顔をして、僕を全て喰らい尽くされそうで、
怖くってしょうがない、いや怯えているのかも、
しれないの、って、思ってしまうから、
まだ、夢の中で彷徨っていたいの、だがら、
夢は夢のままで、居させてよ、ねぇ、呼び掛けず
突き放しておくれ、まだ、後悔されては、
生きていけないから、例え、夢を喰らうバク、
人外でさえ、抑え切れないかもしれないから、
早く早く、逃げておくれよ、僕や俺の為にも。
"一つだけ貴方に伝えるなら、夢に溺れるより、
私に喰らい尽くされた方がまだ、マシだよ?"
だから、食べさせてよ?喰らわせてよ?
貴方のホントウを、食べ尽くさないと、
私が後悔しちゃうじゃんか、こんなにも、
こんなにも、美味しそうなゴハンを見逃す程の
弱々しい人外じゃないのだから。
貴方のタメに産まれて、生きている、
生物でもなんでもない、人外であるから、
ねぇ、本当の心をほのかに香る、
本当の姿の気持ちを晒け出して自分に、
嘘を付かずに、私を見つめて、ワタシを見て。
醜いモノ同士踊って居ましょ?
暗い闇の底で生きていようよ、ね?
大好き、それは、愛情であり、親しみの言葉で、
あり、好きな人へ送る幸せな言葉であり、
もう一つの意味を知ってしまったら、
もう、貴方は何も信じれなくなるでしょう。
そう、彼女は呟いた、それは、それは、大変だと
感じたが実際には、その意味を聞くまでは、
分かっていなかった疑問だったのだから、
それの核心を突いたのがもう一つの本当の意味だ
それは、
"それは、裏返しに憎しみや劣等感、
誰かを縛り付ける呪いともなり、それを付けた、
当の本人には、自覚がなければ出来ない事である"
それを聞いた瞬間に体から何か込み上げるような
感覚に陥った、吐き気がする、気持ちが悪い、
本当にそうであれば、何も信じられなくなる。
それは、言われた本人であるからこそ、
良く理解してしまう事であり、紛うことなき、
黒くドロドロとした感情を自分に向けられていた
という、事実がその目の前にあって、
狼狽えてしまう。
いや、その反応じゃなきゃ、まず変だろう。
だって、信じていたかったから、アイツの事を。
信頼していたから、アイツの事を…。
相棒って元気に呼んでいたアイツから、
言われるなんて、思いもしなかった、
けど、もう実害も出ているから、
もう遅いのだろう、吐き気を抑えて彼女の居る、
そして、もう一人の居るリムジンから降りて、
最初に倒したであろう、仲間の影や、本体との、
戦いがまた火蓋を下ろす、だが、一人でする。
仲間なんぞ巻き添えにしたくなく、一人で行く。
だが、それが詰みだったのだ。
それは、甘味な罠に引っ掛かるウサギのような、
美しい人を惑わすために作られたものだった。
彼との対決では精神面でも強くならなければ、
いけないようだった、今にしては遅し。
もう、仲間の顔や、家族の顔も見れない程に、
穢れてしまった、自分の姿にため息を付き、
脱出なんぞ、出来やしない、地獄の迷宮に、
誘われてしまった、自分と迷宮の主のただ、
獣のように、乱れ合う声しかそこには、
木霊しなかった。あぁ、やはり、此処には、
絶望しか残っていなかったのだ。