旅の途中、もうそろそろ、寿命という、モノを、
分からなくなってしまった、いや、知らないのだ
知らず知らずの間に、自分が自分自身でなくて、
複製されたクローンである事を知っていたから、
自分自身が嫌いでたまらないし、永遠の寿命は、
欲しくなかったのだ、何にも知らない原因を、
まとめて、話を聞いて欲しいと願うのだが、
本人にも、分からない、としか聞けなかったのだ
幸せを欲しいとは願わなかった、だからこそ、
人間らしさが欲しかったと願う。
"この願いは二度と叶わなくてもいい……や。"
悔やむ気持ちを切り替えて、銃を引いた。
パァン………………。
まだ知らない君、僕には、頷く姿すら愛おしい。
そう、感じてしまった、いや、腐れ縁だから、
彼女は僕の手を取って復讐に燃える目をしていた
幸せだった、その目を見ただけでも、ゾクゾクと
高揚感が上がってきたのだ、そうだよ、それで、
あるこそ、彼女の生きている意義があるのだから
そうして、彼女に契約を結ばせて、手伝いをした
楽しいことも、苦しいことも、辛いことも、全て
僕に打ち明けてくれた、また、やってくれた。
嬉しいな、僕にしか言わない言葉、その表情、
脳内で録画をしつつ聞いていられる程に心地良い
その声に、全てに惚れていたのだから、……でも
突然、終わりを告げられたのだ、最終目標である
人物すら、終わらせたのだから、魂を僕に渡す、
そう彼女は言ってきたのだ、今更ながら後悔した
まだ、こんな瞬間をずっと続けていきたいと願う
ちっちゃな願いを持った僕が心の片隅に居る……
それを思うと、踏ん切りが着かなくなってしまう
だけど、伝えなければ、ここで、終わってしまう
だから、もう、伝えられないはナシだ。
"僕と一生側にいてくれませんか?"
その言葉に、彼女は一瞬固まってしまったが、
状況を理解したのか、顔が段々と紅く染まって、
耳まで真っ赤になってしまったのだ。
そんなに、ヤバかったかな?
あたふたしていると、彼女の方から、
僕に近づき、そこからは、展開は早かった。
キスをしたのだ、つまり、それは、イエスなのだ
嬉しくて抱き締めて、
もう二度とこの魂を刈らない、
刈り取らせるものかと決意を抱きなから、
その幸せを今だけは、温かく感じていた。
日陰、私には、もう勘弁な、場所である。
いじめ、嘘、噂、嫌がらせ、風評被害、様々な
嫌な出来事があったので、もう辛い。
"だったら、復讐してから魂頂戴な。お嬢さん?"
そう、悪魔は、囁いた。
さぁて、どうすべきか。
♡9以下で、断る。♡10以上でする。
帽子かぶって、私は、アナタの元へ現れます。
ですから、綺麗にして一番美しい姿にへと変えて
私を迎え入れるための、準備もちゃんとしてね。
楽しみに、楽しみにして、アナタの元へ行きます
ですから、真っ当に、対抗なんてしないで、
私には、勝てないのですから、堕ちて堕ちて、
私と共に、
"深淵という、檻に二人だけで永遠に居ましょ?"
アナタには、拒否権なんて、元々ありませんけど
抗おうとも、私が堕ちさせますので、諦めて、
身を委ねるだけなのですからね、ね?
しあわせ、ほしいでしょ?
シアワセ、ホシイカラネガッタノデショ?
ね?
ネ?
小さな勇気、ただ、それだけが欲しかった後悔。
あの時、あの場所、あの場合、あの人に、どう、
こう、そう、苦労して、考えても、見付からない
この言葉、伝えたい、たた、それだけなのに…。
伝える勇気、胸を張る勇気、後悔しない勇気、
全てにおいて、足りなかった、足りていなかった
だから、伝えられなかった、伝えていなかった、
辛い気持ち、断られる不安、恐怖、怯えに震え、
目の前に、居たのに、また、言えていなかった、
だけど、今度こそ、諦められない再来恋なのた、
忘れるはずがない、あの笑顔と太陽の明るさ、
幸せを掴み、貴方を、捕まえに行きますから、
"だから、会いに行きますから、楽しみにしてね"
もう、幸せを逃がさないのだから、もう。
ねぇ、諦めないから、諦めきれないから、ねぇ、
楽しみを奪われないように、奪うように。