まだ知らない君、僕には、頷く姿すら愛おしい。
そう、感じてしまった、いや、腐れ縁だから、
彼女は僕の手を取って復讐に燃える目をしていた
幸せだった、その目を見ただけでも、ゾクゾクと
高揚感が上がってきたのだ、そうだよ、それで、
あるこそ、彼女の生きている意義があるのだから
そうして、彼女に契約を結ばせて、手伝いをした
楽しいことも、苦しいことも、辛いことも、全て
僕に打ち明けてくれた、また、やってくれた。
嬉しいな、僕にしか言わない言葉、その表情、
脳内で録画をしつつ聞いていられる程に心地良い
その声に、全てに惚れていたのだから、……でも
突然、終わりを告げられたのだ、最終目標である
人物すら、終わらせたのだから、魂を僕に渡す、
そう彼女は言ってきたのだ、今更ながら後悔した
まだ、こんな瞬間をずっと続けていきたいと願う
ちっちゃな願いを持った僕が心の片隅に居る……
それを思うと、踏ん切りが着かなくなってしまう
だけど、伝えなければ、ここで、終わってしまう
だから、もう、伝えられないはナシだ。
"僕と一生側にいてくれませんか?"
その言葉に、彼女は一瞬固まってしまったが、
状況を理解したのか、顔が段々と紅く染まって、
耳まで真っ赤になってしまったのだ。
そんなに、ヤバかったかな?
あたふたしていると、彼女の方から、
僕に近づき、そこからは、展開は早かった。
キスをしたのだ、つまり、それは、イエスなのだ
嬉しくて抱き締めて、
もう二度とこの魂を刈らない、
刈り取らせるものかと決意を抱きなから、
その幸せを今だけは、温かく感じていた。
1/30/2025, 1:34:30 PM