やるせない気持ち、私は大切な人に手を出した。
好きが募りすぎたのが悪かったようで、
押し倒して彼女が驚いていたが構わなかった。
服を脱がしてから、彼女は、
"ねぇ?!何で急にこんな事!!聞こえてるの?!"
私の事を見てくれないくせに、
そう思って彼女の首に噛み跡と
キスマークを腹いせに付けた。
それをしても彼女は気が動転したように
顔を赤らめその直後に青ざめて私に言った。
"もう止めて…いつもの貴女が良いの…。"
泣いて詫びてもこっちだって泣きたいわ。
それを思って全て晒して思いのままに食べた。
私にとっては扇情的に見えても
彼女にとっては狼に襲われて、
大切なものを失わされ、
挙げ句の果て、抱き潰されてるのだから
最悪だろうな。
起きる前に朝ごはんを作り、
置き手紙をちゃぶ台の上に置いて泣き腫れた
彼女の顔を見て後悔しつつも、
腹の中にある感情の渦を留めながら、
霧の深い自分の家がある森の方へと
消えていった。
さようなら。
起きたら、貴女は居なかった。
美味しそうな匂いがして見てみると、
置き手紙と共に朝ごはんを作ってくれたようだ。
あのギラギラした目を見ると怖いけど、
素直に気持ちを伝えられない、
無邪気な笑顔を返してよ。
どうかしてるって思ってた。
手紙を見るまでは……。
「昨日はごめんな。
急にあんなことをしてしまって
悪気って言ったらないんだぜ…。
だけど、
気持ちが溢れ過ぎたからなっちまった訳だし、
報われないな。
報われたいとは思わない、
でも、この気持ちを受け止めてくれるなら、
私の家にご飯食べてから来て欲しいぜ…。」
あら、そんなんで良いなら行くわよ。
アンタも大概ね。
さぁて、ご飯を食べたら行かないと。
貴女が待つ家に。
ね。
海へ、彼女をさらわないでおくれ。
うちの大切な姉を。
私の大切な存在を。
僕の大切な人を。
俺の恩人を。
我の友人を。
助けておくれ。
助けておくれ。
願いを聞いてはくれぬか、神よ。
"その願いの代償は何だ?"
それは、私達の五感の一部をあげましょう。
"面白い。良かろう。"
うちは聴覚。
私は嗅覚。
僕は味覚。
俺は触覚。
我は視覚。
失ったものは多いものの彼女を取り戻せた。
それでいいんだ。
それで、ちっぽけな代償だって良いんだ。
約束してくれたから。
「約束事 必ず貴方達が彼女に認められれば
返して上げましょう。」
ありがとうございます。
裏返し、私の言葉の意味分かってくれた?
全て言ってる事は貴方にとっての毒なのよ。
今まで気付かないで応援だと思った?
優しい人の言葉だとでも考えてた?
可愛い人にでも励まされたとでも思ったか?
幸せな脳みそは幸せホルモンでタプタプですか?
かっこ良く僕を見てくれている人だとでも思う?
はっきりと言おう。
"貴方が心底頑張っていて凄いですね!!"
(貴方の努力は水の泡なのに頑張ってて可哀想)
これが本当の気持ち。
分かってよね?
"ありがとう。"
(さようなら、僕の罵詈雑言少女二度と会わない)
また、一人消えていった。
言葉の意味には注視しよう。
鳥のように飛び立てば貴女は私を見てくれますか
そう思ってそれはそれは高い所から落ちました
そしたら、貴女が来て
"あんた何やってんのよ!!心配したじゃない!
いつも通りまた、一緒に通学するんでしょ。
早く行こ。"
そう言って貴女は耳と顔を真っ赤にして
手を繋いでくれた。
この温もりが私にとっての薬だ。
人間やめなくてもこのままなら良いのにな。
愛してます。
愛されてます。
何気ない日々に感謝。
さよならを言う前に、
"僕を君の側に居させてくれたらな…。"
叶わぬ夢を彼女に対して言った。
彼女は悲しそうな顔をして僕を見つめた。
大罪人として斬首罪になる直前に言ったからだ。
たまたま、会って運命の恋をして
知らない世界の罪に問われて
悲しくなってしまう。
また、貴女に会いに行きます。
だから、それまで忘れてくれ。
"貴方を忘れられないから私も連れてって。"
斬首罪を処刑する人に対して述べた。
そうして、私も処刑された。
次の世界でも一緒だよ!!
またね。