私の名前は中身はまだない。
自己紹介がてら、名前の由来でも言おうか。
中身は、人間の性格や人生などをまとめたもので
まだないはそれが定まっていないから、
この名前にした。
派生も居るのだ。
良いでしょ?
私は私に自信があると思うかい。
そんなん、ないよ。
そこへ道端にたまたま歩いていた人や
とある人が言った。
"性根が腐ってるな、コイツ。やばぁ。"
同類だよ?
早く気付いてよ。自分も惨めで可哀相な事を。
あは。あはは。あの声も、雑音も嫌悪も何もかも
気持ち悪い。感情、五感、無くなってよ。ねぇ。
もう嫌だ、思い出したくない。
吹っ切れて何処かに消えていきたいな。
はぁ、どーでも良いからさっさと居なくなって。
"虚言と真言を間違えたら行けないよ?"
"ちゃんと言葉を確認して読み返してね。"
"中身は虚空だよ、だって人間じゃないもの。"
なんてね。
視線の先には貴方が居た。
知らぬ間に目で追っていたのだ。
可愛い笑顔、誰にでも優しく、強く、美しく、
そして、鈍感が過ぎるほどに恋に鈍いのだ。
周りの人は恋をした目で貴方を見つめているのに
分かっていないなんて、なんて…純粋なんだ…!!
それもまた可愛い…。
私に恋をさせただけあるな…。
でも気持ちを伝えたいから
下駄箱にラブレターを置いてきた。
どうだろうな…。
ラブレターにはこう書いた。
"貴女の姿を目でずっと追うほど
私は恋をしています。
貴女の隣を生涯一緒に居ても良いですか?
返事を屋上で待っています。"
その日は屋上で待っていたが結局来なかった。
次の日下駄箱を見るとラブレターが入っていた。
それは、恋をした人からだった。
"ラブレターありがとう。
この気持ち受け取って嬉しかったよ。
名前ちゃんと書いてよ…。
ようやく友達に聞いて分かったんだからね!!
今日会ったら
キスでもしてくれたら良いのにな~。"
と書いてあった。
やはり、貴女はずるい。
こんなにも私を喜ばしてくれるんだ。
あぁ、早く来て欲しいな。
私だけが違う?
何が?
周りに何か憑いてる?
憑いてないよ?
だって、
"私の仲間だもの!!"
え…?
禍々しいのに?
そこからはいじめられるかと思いきや、
手出しもせず、
唖然とした顔をして突っ立っていた。
遠い日の記憶、私は昔、神様に溺愛されていた。
それからと言うと
色んな種族が暮らして平和な世界だった。
"貴方はどこですか?"
約束をしたのに
まだ貴女に会いたい気持ちが抑えられません。
貴方と居た世界に戻りたいです。
どうか私を救ってよ、神様。
空を見上げて心に浮かんだこと。
それは夢を実現したいや秘密をどうするか、
怠慢、傲慢が思い浮かんだ。
自分にとっては、
一生墓場にまで持っていく秘密だ。
知られてはいけない、
こんなにもどろどろした感情があってはいけない
分かっているはずなのに、どうしてだろう。
こんなにも悩んで苦しいのは。
人間とは欲深いものだ。
そう、昔から言われてきた。今もだ。
寂しい、苦しい、感情が溢れても
欲望がどろどろに溶け合わさっても
助けも呼べず俺は何がしたいのだろう。
分からないが、ふと声が聞こえた。
"抱える荷物が多いよ。私にも背負わせてよ。"
言わなくても伝わってしまったが、
それでも嬉しかった。
貴女のお陰で私が居れました。
"ありがとう"
いつでも見守ってるから無理しないでね。
良い人生を!!