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視線の先には貴方が居た。

知らぬ間に目で追っていたのだ。

可愛い笑顔、誰にでも優しく、強く、美しく、

そして、鈍感が過ぎるほどに恋に鈍いのだ。

周りの人は恋をした目で貴方を見つめているのに

分かっていないなんて、なんて…純粋なんだ…!!

それもまた可愛い…。

私に恋をさせただけあるな…。

でも気持ちを伝えたいから

下駄箱にラブレターを置いてきた。

どうだろうな…。

ラブレターにはこう書いた。





"貴女の姿を目でずっと追うほど

私は恋をしています。

貴女の隣を生涯一緒に居ても良いですか?

返事を屋上で待っています。"




その日は屋上で待っていたが結局来なかった。

次の日下駄箱を見るとラブレターが入っていた。

それは、恋をした人からだった。





"ラブレターありがとう。

この気持ち受け取って嬉しかったよ。

名前ちゃんと書いてよ…。

ようやく友達に聞いて分かったんだからね!!

今日会ったら

キスでもしてくれたら良いのにな~。"





と書いてあった。

やはり、貴女はずるい。

こんなにも私を喜ばしてくれるんだ。

あぁ、早く来て欲しいな。

7/19/2024, 10:25:36 AM