"終わりにしよう。"
そう言われた瞬間に時が止まった感覚がした。
自分の悪い所を探したが全然分からなかった。
なんで、どうして?
置いていくの?
貴方と貴女に置いて行かれたくない。
愛しているの。狂おしい程に。
"愛すし愛して?"
そう答えを言ったが全然表情が変わらない。
"お前の(貴女の)愛はタヒと同じだ。"
なんでよ。
私がタヒ神だから?
それでも、一緒に居ようよ。
魂がなくなるまで。
手を取り合って生きていこうね。
約束したじゃん…。
貴方は先に戦場へ行って消えていく。
私も連れてってよ、主様…。
強くもないけど貴方と居た日々が忘れられない。
人間でも人外でも仲良くご飯も食べたじゃん。
寂しいよ…。
貴方の墓の前でまたお話沢山してあげるからね。
"マスター、貴方に会えて良かったよ。"
また、物語は始まってしまうけど、
私は貴方と居た記憶は忘れないよ。
"初めましてマスター、私は"
これからもずっと。
"知ってるよ、貴女の名前は"
ただいま。俺の仲間達。
冒険を続けようか。
優越感、劣等感ね。
いつもそれが付きまとう。
嫌気が刺す程に、あの子は頭が良くて
私とは違う。友達なのに。
何でだろう。
あの子の隣に居て笑った姿が見たい。
そう願ってしまうが
それが夢のまた夢になってしまった、
高校受験。
あの子は頭の良い私立高校へ、
私は普通の高校へ、別れて行く。
"もう少しだけでも一緒に居たかったよ。"
なんて言えたらな。
春風は私の心を拐っていった。
"私も貴女と居たかったよ、
迎えに行くから待っててね。"
貴女にこの思いが届いていますように、
この春の季節に願う。
"約束だよ!"
ありがとう。聞こえたよ。
大人になったらまた、笑い合おうね。
それまでどうが無事で居てね。
これまでずっと嘘をついてきた。
やりたくなくても"いいよ"なんて言ったが
流石に疲れてきた。
俺は俺自身の仮面を被って偽りを演じている
ようにしか感じなくなってしまったからだ。
会社でも友達でも家族でもだ。
本当の自分を見てくれる人なんて居ないのに。
知ってたからこそ諦めたんじゃないか?
そんなことは知ってるからこそ苦しいんだ。
"お前こそ、そんなんだろ?
画面の向こうで読んでいる君にも当てはまるかも"
知らなくて良いなら、最初から聞くなよ。
はぁ、全く残念だ。
君とは仲良くなれると思ってたのに。
最初からなかったことにするから消えてね。
バイバイ。
一件のLINEがやってきた。
名前も知らぬ人から
"私は貴女のことが好きすぎて
毎日のように考えています"
と来たのだ。
誰だろうと思いつつ過去を振り返ってみると
昔、私に告白してきた女子の名前であった。
その子はいい子だがどこか行動がおかしい、
なんというかストーカー気質なのだ。
返信する気も起きずブロックをしたら
何だか嫌な予感がした。
帰り道には気を付けなくちゃ。
特に街灯の下には。
あ。
帰り道に見たのは、
その子が返り血で汚れた姿だった。
"見ちゃったね♡これからはいつも一緒だよ♪︎"
そこで察した。
私はこんな嫌な運命かよ。
長生きしたかったな。