淡時間

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7/27/2024, 3:50:04 AM

『誰かのためになるならば』

私が“誰か”と笑い合う時、
他の“誰か”は泣いているのだろう。

私が“誰か”と悲しむ時、
他の“誰か”は喜ぶを分かち合うだろう。


私は、どんなことも厭わないぐらいに、
人を愛し生きることができるのか。

誰かのために泣くことができるのだろうか。
誰かのために笑うことができるのだろうか。

私は、あなたのために、

所詮、エゴのために

何かを選び続けなければいけないのか。


誰かのためになるのならば、

私は、

得るために捨てることを、選べるのだろうか。

7/26/2024, 3:38:26 AM

誰かの鳥かごの中から、広い空を見上げている。

この部屋の中では、空の広さがわからない。

私はからだを押し当てた。

檻は、開いている。


窓を飛び出し、青を目指す。

檻が小さく見えた。私は、自由だ。

光を背に受け、木々を見下ろし、風を切る。

ここに、私を縛るものは、無い。


広い空から、あなたの鳥かごを見下ろした。

あなたは鳥かごを大事そうに抱えている。

誰かがからだを押し当てている。

檻はとうに、閉じられていた。


『鳥かご』

7/24/2024, 12:38:22 PM

“友達”は大切にしなきゃいけない。
だって困った時に助けてくれるからね。

なんて、使い古された、『友情』を語る台詞。


なら。それならば。こう聞こうか。

“困った時に助けてくれない友達”は、

はたして、“友達” かい?


なになに?
「困ったときはお互い様」?

ああ。そうとも。素敵な答えだとも。


なら質問を変えてみよう。

“困った時にしか助けてくれない友達”は、

それもまた、“友達” かい?



ふふふ。

あなたの『友情』って、

いったい、なあに?

7/24/2024, 6:28:32 AM

花咲いて、はる。

裂かれた恋路、なつかしく。

燃ゆる胸中、あきがこず。

青無き春に、ふゆざくら。

7/22/2024, 1:58:48 PM

もしも話は、もう飽きたかい?
タイムマシーンが欲しいかい?
もしもあったとしたら、
何時の誰に何したいんだい?
それとも見たい光景があるかい?

有り得た可能性に縋り、泣く今にさよならを?
はたまた、あの日感じた気持ちを、もう一度?
ああわかった。未知の何かにはじめまして?

ここで1つ聞きたくなる。
タイムマシーンを君に貸そう!と誰かに言われ、
あなたがタイムマシーンをもし使えたとして?
見たことを後悔するようなものを見たとして?
都合が悪い過去未来を見たとして?
あなたはどうする?どうなるんだい?
泣いてみるかい?怒ってみるかい?
笑ってしまうかい?
それとも、こう言うかい?
私は、今を、生きてる。
この過去があったから、今の自分がある。
もしその未来があるのなら、変えてみせる。
こんな出来事は信じない。信じたくもない、と。

いくら時間を司る機械を使ったとしても、
全員が望んだ結果が得られるとは限らない。

だがら私はこう考える。
あの日泣いた自分を、隠してはいけないのだ。
あの日笑った自分を、恥じてはいけないのだ。
あの日怒った自分を、悲しんではいけないのだ。
あの日から壊れた今を、歩まねばいけないのだ。
いくらでも分岐してしまう未来のために。

はたして、
所詮、空想の機械に、誰が、何を、求めるのだろう。

「今」を生きる人々も、
「過去」に縋る人々も、
「未来」に夢見る人々も、
等しく、皆、美しいのだ。

変えてしまった過去に、価値など、無い。
決められている未来に、価値など、無い。

それでも、
もしも、
タイムマシンがあったら、
あなたは、
どうしたい?

『もしもタイムマシンがあったら』

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