【1年間を振り返る】
「書く習慣」に限ってだけ言えば、2023年は本当に大切な1年になりました。テーマに沿って文章を考えるのも創作モノにチャレンジするのも、どちらも苦手で避けてきたこと。でも、読んでくれた皆さんが❤︎をつけてくれることで「また頑張ろう」と気持ちが生まれ、こうして書き続けることができました。
今年僕の文章に出会ってくれた皆さん、
本当にありがとう。感謝しかありません。
来年もまた、書けたら書きます(笑)
というスタンスで続けていきますので、
よければおつきあいください。
それでは股、良いお年を。
【プレゼント】
今ね、たった今ですよ
明日あなたにプレゼントが届きま〜す♪
って嬉しい知らせをいただいたんですよ
自分で自分に宛てた贈り物なんだけど
一目惚れしたあの子はお高くないけど
決してお安くはない子だったから
本気で何日も迷って考えあぐねて…
で、結局ポチッとしたわけです
大切な人と「事」を理不尽に失った、
この特別な1年をしっかり生き抜いて、
年齢も勤続年数も節目を迎えた自分を
ちゃんと認めて褒めたかったから
というわけで、明日私のもとには
ネコネコサンタさんがやって来ます
ああ、プレゼントが待ち遠しいなぁ〜
あ、いや、後日請求書も届くんだけどね
【寂しさ】
君がいなくなったときから今までの間、
流れてくるSNSのタイムラインで必ず
君の名前を見つけることができる
僕も知ってるエピソードの数々、
僕も知らなかった君の横顔、
その全てが優しくて愛おしい
今でもずっと君と過ごしているような
そんな気がして嬉しい
それでも、ふと寂しさを感じる時がある
粉雪のように音もなく、深々と降ったり
すきま風のようにふと忍び込んできたり
そんなときは少しだけ体温が下がる
旅立った君が置いてったものに触れると、
冷えた身体に温もりが戻ってくるから
この寂しさとともに生きていくのも
案外悪くはないのかもしれない
今ではそう思えるようになった
きっとずっと一緒にいる その方が楽しい
【夢と現実】
「これが現実だったらいいのに」
と思う夢を見ることはあまりないが、
「これが夢ならどんなにいいことか…」
という現実の出来事ならめちゃくちゃある
とりあえず、過去に起こってしまった
思い出したくないような出来事は
「あれは全部夢の中のことだった」
ということにして自分を納得させている
だから今、僕は生きている
【愛情】
もう永遠に君とは会えない
その事実を受け入れられないまま、
時間だけが過ぎていく
あれから随分経ったのに、僕が目にする
SNSのタイムラインは今も賑やかで
君が愛した人たちと君を愛する人たちが
今日も楽しい想い出を語っている
君からの愛情は今も誰かに届いていて
君への愛情も誰かが届け続けている
君からの言葉と君への言葉が交差するのを
僕は幸せな気持ちで眺めている
時々、すきま風が吹き込んでくるように
君がいない寂しさを感じてしまうけど
そんなときも君と君を愛する人たちの
愛情あるエピソードの数々に救われている
ふと気がつくと僕は、夕方になると
君が好きだった歌を口ずさんでいる
僕と君との想い出の中にある大切な歌
おかげで僕は今日もまた
カレーライスが食べたくて仕方がない