ラト

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3/27/2024, 12:51:22 PM

【My Heart】

「〖My Heart〗直訳で私の心臓」
誰も居ない教室で辞書を開きながら英語の勉強をする。授業が終わってから2時間経ったからかきっと部活以外で学校に残ってる人は僕しかいないだろう。
「あー直訳と日本語訳似てるようで違うからむっず!なんでみんな英語出来るの?前世英語使ってたん?」
独り言をしながら机に向かう。
僕が教室に残っている理由は単純だ。

「ごめん!部活長引いちゃった!」
「あぁ大丈夫だよ。僕も今丁度勉強終わったから」
後ろのドアが突然開き、息があがりながら僕に友達が話しかける。
友達はクラスでずっとぼっちだった僕に話しかけてくれた子で、今ではよく遊びにいっている。
「ん?英語の勉強してたの?」
友達は僕のノートを覗き込んでいた。
「うん。英語だけ出来ないからさ」
「ふーん。〖My Heart〗ね。
……my ea……t is slen b……you」
「え?」
「聞こえなかった?」
「うん」
「えーハッズ…
もう1回言うからね!
my heart is stolen by you
どう?」
「えっと…私のハートは……君に奪われている……






え!?」


「付き合ってくれませんか?」
僕は急に友達に告白された。





もちろん僕は付き合ったよ。
今では友達だった時より遊びに行ってるよ

3/23/2024, 12:10:15 PM

【特別な存在】

好きだったよ。

好き”だった”

面倒臭い学校生活が、君が転校してきたことで楽しい学校生活に変わったんだ。
今まで灰色に見えてた景色が、君のお陰で色がついたんだ。
転校してきた時の君の明るい笑顔が、優しそうな声が僕の心に色をつけた。
僕より身長が低くて、頭がちょっと悪い、でも運動をする時や好きなことをする時はとびきりの笑顔をする。
そんな君の特別な存在になりたいと思ったんだ。




でも駄目だった。
僕は中学受験をしたことで君とは別の学校に行くことになったんだ。
中学生になったある日、僕は帰り道君を見たんだ。
すぐ僕は隠れた。
君は僕が知らない人と喋りながら帰っていた。

君は
僕と喋っていた時、いや以上に笑顔だった。
学校以外でも一緒に遊んでいた頃の笑顔よりも
とびきりの笑顔。

あーあ僕は君の特別な存在だと思ってたけど
勘違いだったみたいだね。
ただの僕の思い込みだったみたい。

僕は遠回りをして帰った。
君のお陰でついた色のある景色が急激に色が落ちて灰色になった。
「明日から帰り道変えよ」


















特別な存在になんて簡単になれないもんだね(笑)

3/23/2024, 2:03:50 AM

【バカみたい】

うらましい

勉強も出来て、部活も出来る。
〖文武両道〗その言葉が似合う人
それが僕の友達

わかってる。
友達は裏で沢山努力してることを
僕は友達を羨ましいと思うだけで
努力なんて一切してないことなんて。

あーあ
僕努力しないで他人を羨ましいと思うなんて
バカみたい