tk,83

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2/23/2023, 3:55:02 AM

僕には好きな人がいる。
その人はクラスで1番の美人と言っていいほどだが
なぜか僕の男友達は、みんな彼女をあんまりよく思っていないそうだ。
性格が悪いとか、ブサイクとか、僕には到底わからなかった。
でも、彼女の良さを知らなくたって別にいい。
ライバルがいなくてよかった。僕はそうおもっていた。

…ある日の放課後。
僕は忘れ物をして、下校時間ギリギリに教室に向かっていた。
教室に行くと、彼女がいた。
二人きりになったことなんてなかったから、
僕はとても緊張していた。
「どうしたのっ?」
そう聞かれた。彼女の声はとても体に馴染みやすく
穏やかな気持ちになる。
「忘れ物しちゃってさ、」
僕は、恥ずかしそうに答えた。

ふと、彼女の机を見ると、落書きのようなものがあった。最初は汚れかと思っていたが、ちがう。、
酷い、心を痛めつけるような、言葉が書かれていた
「見ちゃった?」
彼女は悲しそうに聞いた。
「ご、ごめん。」
僕はあわてて答えた。
「ど、どうしたんだよ、それ」
「うち、みんなに嫌われててさ、その、虐められてるんだよね。、まぁー私性格悪いから当然のことなんだけど。」
僕は、怒りのような、悔しいような感情になった。

(ちがう!、彼女は性格なんか悪くない。ずっと前から見てた僕ならわかるんだ!僕は美人な顔なんかよりも、誰にでも優しく、場を盛り上げてくれる、明るい君が好きなんだ。)

「俺は、君の事がすきだよ!!」
「え、?」
彼女は困惑していた。
「誰にでも優しくて、明るい君が好きなんだ!!」
僕は、ついに想いを告白した。
気づいたら、彼女は泣いていた。
「今までそんな事を言ってくれる人なんていなかった。」
僕は軽く彼女を抱きしめた。
しばらくして、彼女は涙を拭い、
「ありがとっ」
そう言って僕に微笑んでみせた。
その笑顔は、まるで太陽のように輝いていて、明るかった。
僕の一番好きな顔だ。

太陽のような

2/20/2023, 10:20:49 AM

友達が病気にかかった。
肺癌のレベル4らしい。

僕がお見舞いに行くと、毎回咳き込んでいて、とても苦しそうだった。
彼は学校の人気者で、学校の人たちが病気のことを知ると、みんな泣きじゃくって、暗い顔をしていて、授業なんてまともに受けれなかった。

癌にかかったらどんな気持ちなんだろう。
もう治すことが難しくて、あと少しで死んでしまうかもしれない。もし自分がそうなったら、どう思うだろう。僕はそんな事をずっと考えてた。

ある日僕が彼の見舞いに行った時、彼はなんだか
いつもより元気がなさそうだった。そして彼は僕に
小さな声で言った。

「僕こわいんだ。すごくこわい。死ぬのが嫌なんだ。もっとみんなとおしゃべりして、もっと楽しいことをしていたい。でも、もうだめみたい。僕の分まで生きてね。」
そう彼が言うと、彼は目を閉じ、ベッドサイドモニターは直線になった。

「おい、おい!!しっかりしろ、目ぇあけろよぉ!!」

死ぬ人の気持ちなんか分からない。けど、僕は涙を流しながら、彼に何度も呼びかけていた。
同情

2/19/2023, 11:31:03 AM

葉にとって秋は命日。
どんなに抗ったって、みな枯れて散ってしまう。
でも、その光景はなんだか綺麗で見入ってしまう。

実際私も、今窓から枯れ木を見ている。
自分もいつか、ああなるんだろうか。
いや。もう近いのかもしれない。
そんな事を考えながら、見ていた。
ベッドに入ったまま。変なものを取り付けられたまま。…涙を流したまま。

やりのことしたことなんて、たくさんある。
まだ、大好きなあの子に告白してない。
だけど、、仕方の無いことなんだな。

私がこの世を去ったとき
一枚の 枯葉が地面に落ちた

枯葉

2/19/2023, 6:15:02 AM

仕事が終わり、僕は暗い夜道を歩いていた。
家に帰っても、夜ご飯を作っていてくれて、玄関先で「おかえり」っと微笑んでくれる彼女は、もういない。僕は、一人夜ご飯を食べ、一人お風呂に入り、一人ベッドに潜る。前までは当たり前のようにあった、あの幸せが、彼女の暖かい笑顔も、もう二度と味わえない。そう思うと、心が苦しくなり、悲しい感情が沸き上がってくる。どうやっても、もう取り戻せない。



それは人生で一番悲しみを与えるもの。
それは一番どうすることもできない、仕方の無いもの。
僕は今日も彼女との日々を思いだし、噛み締めている。
今日にさよなら。