星屑

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8/14/2024, 12:28:30 PM

僕が本を読んでいると、彼女が覗いてきてこれは何?と尋ねた。
自転車というものらしいよと僕は答えた。
すると君は、何それ!と興味津々に瞳を輝かせた。
だから僕は、本に書いてあることを教えた。
「どうやらこの乗り物に乗ってペダルを踏むと前に進むらしいよ、」
そう指をさしながら説明をすると、こう?こんな感じ?と乗るふりをして見せた。
そんな姿が微笑ましくて、いつか君に本物をあげてみせると心の中で強く誓った。




8/13/2024, 11:25:50 AM

課題が出た。
心の健康とは何か、あなたの考えをを書きなさい。と、

心の健康ってなんだろう。
1人机に向かって、考えを巡らせながらぼーっとしていると。
軽く扉を叩く音が聞こえた。
はーい、と返事をし、音のなる方に顔を向けると、
見慣れた顔の彼が入ってきた。
彼は、お邪魔しますと言い、私が勧めた椅子へ座った。
彼はしばらく私の様子を伺っていたが、私の集中が切れたのを感じとったのか、
「ねぇ、ちょっと休憩しない?スイカ持ってきたんだ。切ってきたからすぐ食べれるよ」
と言い、テーブルの上にスイカを置いた。
私は、その掛け声と同時に彼の方へ向き直り目の前にあるスイカに手を伸ばした。
そして、私はスイカを頬張りながら、何気なく彼に、
心の健康ってなんだと思う?と聞いた
すると彼は、んー、と少し考えたあと、
穏やかな時間を過ごすことかな、と言った。
私は、率直に何それと言うと。
彼はなんだろうね難しいな。と笑った。
私もなんだか可笑しくなってひとしきり笑った。
なんだか、今なら書ける気がする
私は、よし!と言い、気を引き締め直して机に向かった。

8/8/2024, 5:59:06 PM

蝶よ花よと育てられた私は不幸だ。
僕の読む小説にそんな文が出てきた。
僕は訳が分からず、君に聞いた。
すると君は、
「私も正解とかは分からないわ、けど何となく何を言いたいのかはわかる。蝶よ花よって簡単に言うと機嫌をとられて、甘やかされたりすることでしょう?
それって間違いを教えて貰える機会を失うってことじゃないかしら」そう言い彼女は続けた。
「私もね蝶よ花よと育てられた。それはそれで楽しかったわ。
だけどね、貴方と出会って気づいたの。貴方は私とは違って挑戦し、失敗することで、より強く、逞しくなる。
貴方は自分で立ち上がる術をしっているのね、
でも私は、転んでも、失敗しても自分では起き上がれない。だから起こしてもらう。けど何が悪いのか分からなくてまた失敗し、転んでしまうの。」
「ええっと、つまり何が言いたいのかと言うと、、、」
「蝶よ花よと育てられたら、自分の成長に繋がらない、飛べることを知らない鳥のように可能性を秘めているのに開花させることができない、もしくはその機会を失うってことかな?」
僕がそう言うと君は大きく頷いた。

7/27/2024, 7:08:18 AM

「誰かのためになるならば、僕は幸せになれなくてもいい」
貴方がそんなことを言うから
私は悲しくなってしまって、「あなたさえ幸せならば、他の人が不幸になろうとも構わない」そう言った。
すると彼は、驚いた顔をして、
「そんなこと言うもんじゃないよ」と言った。
私は怒らせてしまったと思い目をそらすと、上から小さく、ありがとう。という声が聞こえた。
パッとあなたの方を向くと少し照れくさそうにして、今度はあなたが顔を背けた。

7/25/2024, 3:39:42 PM

「あなたって鳥みたいね。自由にどこまでも飛んでいける。いいな」そう言って君は泣きそうな顔をした。
そんな君を見ていると僕まで悲しくなってきて、ついらしくないことを言ってしまった。
「君がもしかごの中にいる鳥だとしたら、僕が必ず君を迎えに行くよ。」
「約束よ?」
そう言い彼女は微笑んだ。

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