ずっと隣で
『おお 愛しなさい、あなたが愛しうる限りに!』
「あ、愛の夢。けどあなた、リストはあまり好きじゃないって言ってなかった?」
「うーん、そんなこと言ったかなあ?リストは素晴らしい。天才だよ。」
ピアノを弾くあなたが好き
言ってることがコロコロ変わるあなたが好き
私はあなたが…好き
『おお 愛しなさい、あなたが愛したいだけ!』
「ふふ…なにかいいことでもあった?なんだか、嬉しそう。」
「よくわかったね。実は昨日ある女性に愛の告白をされたんだ。とても情熱的だった!あなたの演奏をずっと隣で聴いていたいと、世界で一番愛してると言われたんだ!!」
「……そんなことがあったなんて、知らなかった。あ、あなたは、どう、返事をしたの…」
「あはは、キミが帰った後だったから知らないのは当然だよ。もちろん僕も愛していると伝えたよ!あはは、キミ、恋人がいないからってあまり嫉妬はするなよ!あはははは!!」
あなたの冗談が今は…嫌いだ
『そして気をつけるのです あなたの舌には十分に』
「…そんなことを言うようなあなたのことを本気で愛している人なんているわけないでしょ?あなた、その馬鹿な女に騙されてるんじゃない?」
こんなこと言いたかったわけではないのに
『間違ったことを言ってしまったあとですぐに』
「なんだって?彼女のことを悪く言うのはキミであっても許せないよ。」
『ああ神様、そんなつもりではなかったのです、と言っても』
「あ…ご、ごめんなさい。こんなこと言うつもりはなかったの!ただ私は…」
ずっとあなたの隣にいたかっただけ
『彼は去って行ってしまうでしょう 嘆きと共に』
「…いいや、僕も言い過ぎた。もう帰るよ、さようなら。」
待ってとは言えなかった
愛してるとは言えなかった
私はあなたに何も言えなかった
『おお 愛しなさい、あなたが愛しうる限りに!』
女は今も、愛の夢の中にいる。
もっと知りたい
僕が変態的性癖を持っていると自覚したのは16のときであった。あの日は、太陽が眩しかった。蝉がうるさかった。もう名前も思い出せないあの子は鬱陶しそうに汗を拭っていた。
僕は全く女性に興味がなかった。
クラスメイトがふざけて裸の女性の写真を見せてきた時も、何も感じなかった。
かといって別に男性が好きなわけでもなかった。だから僕は恋愛感情がないのかもしれない、と勝手に思っていた。
しかしそれは間違いだった。間違いだったのだ…
……帰り道だった。あの日は本当に暑くて、僕もあの子もどうにかして涼しくなりたいということばかり考えていた。
コンビニがあった。僕たちは真っ先にコンビニに向かい、一番安いアイスを買った。
溶けるから早く食べよう、とかなんとかあの子は言ってた…気がする。
それであの子はそのアイスを口に含んで………
あぁぁあぁあ!もう!!早くあなた方にアレの魅力を語りたい!!!
………失礼。
あの子は…あの子はその時に口の端についたアイスを舐めとったのだ。ヌメヌメと這いずり回る妖艶な生命体で…
ぁあぁああの子は口の中に真っ赤な可愛らしいナメクジを飼っていたのだ!!!!!!!!!
その瞬間、確かにリビドーが僕を突き動かしたのだ!この時に僕は初めて性的興奮というものを理解したのだ!キミは本当に罪深いな…この僕をこれほど虜にするとは!!!!
………これまた失礼。
まあなんというか、告白をするようで少し照れるが、僕は口の中のナメクジが好きだ。
そしてあなた方もきっと好きになる。
だって、あなた方も飼っているのだろう?
味覚を支配し、口内で自由自在に動き回るその可愛い可愛いナメクジを……
鏡で見てよぉくごらん…
あなたの口に潜む生命体を……
どうだ?もっと知りたくなるだろう?
この赤いナメクジを……
メレメレは誰よりもロイドフォージャーを愛してるよ。けどロイドフォージャーはヨルさんと浮気したね。メレメレ、怒ってます。
10年後の私から届いた手紙
「トイレは早めに行きなさい。恥をかくぞ。」
…もっと早く届けてほしかった。ぶちちぶりぶり。
スマイル
キープスマイル!!!!!!!!!!😸😸😸😸😸😸😸😸😸😸😸😸😸😸😸😸😸😸😸😸