メレメレはどうかな

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2/5/2024, 11:51:04 AM

溢れる気持ち

ああ神よ、お許しください…

私は祈りました。
私の手は見るに耐えないほど血で染まっております。
それも気にせず一心不乱に土を掘る私は異常者なのでしょうか。
ああ、異常者なのでしょう。異常者なのです。
それでもこの欲求は止められません。

「おぉ、やっと顔を見せてくださいましたね。」

死んだ妻の顔がやっとでてきました。私は土を掘り続け、ついに妻の全てを暴くことに成功しました。少し腐敗が進んでおりますその女体から放たれる芳しい死臭で私の男性器は…

「ああ妻よ、お許しください…殺すつもりは…なかったのです……」
本当に、殺すつもりは、なかったのですよ。
なかったのです。ですが、貴女があまりにも美しかったから…仕方がなかったのです。
それに、貴女ときたら、息を引き取ってからさらに美しくなったように思われます…
妻の身体には大量に蛆虫が湧いております。貴女はいつから虫にまで体を許したのですか。私は嫉妬で狂ってしまいそうです。
こんな一人の紳士を惑わせて…貴女は魔女なのですか?魔女なのでしょう。酷い人ですね。
私は冷たくなった妻を抱きしめました。愛情をたくさん込めて抱きしめました。


そのまま私は妻と愛し合いました。妻は何も言いませんでした。けれど私にはわかります。妻は私を愛しているのだと…

2/4/2024, 10:34:21 AM

ぶっちゅぅぅうう

2/3/2024, 1:47:42 PM

1000年先も10000000年先も
メレメレはロイドフォージャーを愛し続けるよ
今度はgまで当ててね

2/3/2024, 1:05:38 AM

勿忘草

「今日もまた花束がポストに入っていた。
ご丁寧にラッピングまでされているから余計捨てづらい。そのおかげで家が花だらけになってしまった。
…気持ち悪いと思いながらも、洒落た部屋になってちょっと嬉しいとも思ってしまったのはここだけの秘密だ。」

その花束は手のひらサイズで、こんなに小さな花束も作れるのか、と初めて花束を贈られたときの俺は思わず感心してしまったのを覚えてる。
贈られてくる花束の配置はハッキリ言ってワンパターンだ。大きめの花が中心にあって、小さな花がその周りを囲んでいる。そしてその小さい花に至ってはいつも同じ花である。…これはつい最近気がついたことだ。恥ずかしい話だが、俺は花のことは全くわからない。そもそも興味がない。
花が好きな元カノに花を贈ったときに「これは贈るような花じゃない!」とブチギレられたことを思い出す。ちゃんと調べておけばそんなことにはならなかったのだろうが、いかんせん面倒くさいのだ。
今回のことだってそうだ。ポストの中に刃物とか俺を盗撮した写真とかが入っていたら警察に行くだろうが、ただの花なのだ。花が贈られてきただけで警察に行くのは面倒くさいし、あっちも対応してくれないだろう。

俺は日記を書く手を止め、ふと部屋を見渡した。
部屋のどこを見ても花があった。これはまずいかもしれない。どう考えても花が多すぎる。…花に詳しい元カノなら、何か教えてくれるかもしれない。
俺のクソせま人脈では、元カノ以外に花に詳しい人はいなかった。俺は元カノに電話をかけることにした。

ぷるるんっぷるるんっ♡

こんな呼び出し音気持ち悪かったっけ…。
俺はこの汚い呼び出し音に何秒か耐えたが、結局元カノは出なかった。

……まあ元カレの電話なんか出たくないよな。
なんか今日は疲れた。もう寝よう。









次の日、いつもと同じ花束が「思い出してほしいのはそいつじゃない」というメッセージカード付きで贈られてきた。

2/1/2024, 2:33:12 PM

ブランコ

「こんな大人にはなるなよ」

これは平日の昼間にブランコを漕いでる激キモおっさんに言われたセリフである。

ブランコの柵の周りには自分より10歳は離れているであろう子供たちが不満げな顔でおっさんを見ている。
少し離れたところでこのおっさんを警戒している女性たちはきっとこの子らの母親であろう。チラチラとこちらを見てはコソコソ話をしている姿は同じクラスの女子を思い出させた。

僕はあまりおっさんを刺激しないように、けどハッキリとこう言ってみた。
「はい。こんな大人にはならないように気をつけます。」
この試合を見ている観客たちが歓声を上げる声が聞こえた気がした。
「ーー選手決めました!」と実況席も沸き上がっている。さあどうなる、どうなる。自分の息が自然と上がっていくのがわかる。



「ふひひひひひひひっ」

…いや気持ち悪っ
なんだこの笑い方は。
さっきまで興奮を抑えきれないと言わんばかりに大声を張り上げていた観客も落胆した様子だ。

「いや、けどキミ、正直言ってさ、もう無理だと思うよ。僕は結構キミのこと同類だと思っちゃってるから。ふひひひっ」

このおっさんは何を言っているんだ?
僕とこの汚いおっさんが同類?そんなわけないだろう。
「僕とおっさんは同類」
この発言には流石の僕も怒りが湧いてくる。

僕は決めつけられるのが大嫌いだ。そうやって大人は僕のことを決めつけてくる。成績だの日頃の行いだの、そんなもので僕の全てを知った気にならないでほしい。

「…なんで、なんでそんな決めつけてくるんですか…僕は、僕は…」
僕は少し泣きそうになってしまった。

「あ、怒っちゃった?ごめんね?けどさ、こんな時間に学校も行かないでこんなところにいるキミと、仕事もしないでここで暇つぶししてる僕、結構似てると思うんだよね。けどさ、けどさ、キミはまだ子供だし未来があるじゃん?だからさ、からさ…」

捲し立てるようにそういうおっさんはどうやら焦っているらしい。おっさんの額には汗が滲んでいる。その焦り具合にちょっと笑ってしまいそうになる。



……おっさんは、いい人なのかもしれない。

「……そうですね。僕、考えすぎてたかもしれません。もうちょっと気楽に生きてみます。……ふひっ」






ブランコの柵の周りには子供たちが不満げな顔で少年とおっさんを見ている。
今日もこの公園では彼らがブランコを占領している。

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