メレメレはどうかな

Open App

溢れる気持ち

ああ神よ、お許しください…

私は祈りました。
私の手は見るに耐えないほど血で染まっております。
それも気にせず一心不乱に土を掘る私は異常者なのでしょうか。
ああ、異常者なのでしょう。異常者なのです。
それでもこの欲求は止められません。

「おぉ、やっと顔を見せてくださいましたね。」

死んだ妻の顔がやっとでてきました。私は土を掘り続け、ついに妻の全てを暴くことに成功しました。少し腐敗が進んでおりますその女体から放たれる芳しい死臭で私の男性器は…

「ああ妻よ、お許しください…殺すつもりは…なかったのです……」
本当に、殺すつもりは、なかったのですよ。
なかったのです。ですが、貴女があまりにも美しかったから…仕方がなかったのです。
それに、貴女ときたら、息を引き取ってからさらに美しくなったように思われます…
妻の身体には大量に蛆虫が湧いております。貴女はいつから虫にまで体を許したのですか。私は嫉妬で狂ってしまいそうです。
こんな一人の紳士を惑わせて…貴女は魔女なのですか?魔女なのでしょう。酷い人ですね。
私は冷たくなった妻を抱きしめました。愛情をたくさん込めて抱きしめました。


そのまま私は妻と愛し合いました。妻は何も言いませんでした。けれど私にはわかります。妻は私を愛しているのだと…

2/5/2024, 11:51:04 AM