耳を澄ますと、楽しそうな笑い声が聞こえる。
耳を澄ますと、木の葉が揺れる音がする。
耳を澄ますと、苦しんでいる、自分の心の声が聞こえる。
私の名前は雫です。
周りには友達がたくさんいます。
家もとても広くて、私は大好きです。
私の名前は雫です。
学校は高いところにあって、下を眺めるととても景色がきれいです。
色んな色の服を着て、いっぱいおしゃれすることができます。
私の名前は雫です。
私はこの名前を気に入っていません。
だって名前が「雫」じゃなければ、固い地面に、体を打ちつけることもないのに、
名前が「雫」じゃなければ、高い高い雲のお家から飛び降りずにすむのに。
何で私は「雫」なの?
どうしてあの子は「雫」じゃないの?
私は広い海のおじいさんの腕の中で、ひたすら考えた。
その時ね。おじいさんが言ってたの。
「いつか自分が「雫」であることが嬉しいと思うようになるよ」
私はそれを聞いて頷いた。
「今は自分を大切にするね」
そう言って私はまた雲のお家に帰ったよ。
その時ね、遠くを見たら、私が生まれて始めて見るくらい、綺麗な朝日が上ってた。
そしたらね、私は「雫」でよかったな、って思ったの。
きっと人間は、こんな朝日は見られない。
他のお友だちは、みんな自分を大切にできてるかな?
自分が一番自分と一緒にいるから、まず自分を好きになれればいいね。
Title:雫
「先生の将来の夢は何?」
「先生はもう大人だから、夢はないかな」
「何で?大人でも、やりたいこととか、ないの?」
「う~ん...無いことは、ない、かな」
「じゃあそれを夢にすればいいんじゃない?大人だからって理由で、夢を無くしちゃう のは残念だし、面白くないじゃん」
「...うん」
「ちなみに何したいの?」
「...数年後、また元気にみんなと会いたい、とか」
「いいじゃん!ウチもその『夢』賛成!!ぜったいやろうね!...てか先生、めっちゃ良い夢持ってんじゃん。余計大事にした方がいいよ。それ」
「...そうだよね。先生も、子供の時は夢とか、数えきれないほどあったのに...いつから、人は夢を見なくなるんだろうね」
「...確かに...あ、あれじゃない?夢が実現できないって分かった時からとか」
「なかなか鋭いこと言うね。でも、やっぱりいつから夢をみなくなるとか、そういうんじゃなくて、いつまでも夢を見られる人でありたいね」
「やっぱそうだよ!だからさ、ウチ、今『夢を見続けられる大人になる』っていう夢できた。ちゃんと叶えられるように頑張る!」
「うん。頑張って」
「やっぱ、夢、叶えるんじゃなくて、追いかけたい!」
「それも良いね」
~♪
「あ、チャイムなった。じゃ!」
______人は、いつから夢を見なくなるのか。
夢は、何のためにあるのか。
僕には何も分からない。
ただひたすら、思い続ける。
『夢を見る心を忘れたくない』
かみさまへ
ぼくは川むらゆうたといいます。4さいですぼくはマリオげーむがほしいですなぜかというとママがかてくれないから。でもむりたたらいいです。
それよりもかみさまはいつもみんなの、おねがいきいてくれる。だからかみさまはちょっっとやすんで、かみさまのじぶんのおねがいきいてあげてください。でもげーむもほしいです。
ゆうた