「先生の将来の夢は何?」
「先生はもう大人だから、夢はないかな」
「何で?大人でも、やりたいこととか、ないの?」
「う~ん...無いことは、ない、かな」
「じゃあそれを夢にすればいいんじゃない?大人だからって理由で、夢を無くしちゃう のは残念だし、面白くないじゃん」
「...うん」
「ちなみに何したいの?」
「...数年後、また元気にみんなと会いたい、とか」
「いいじゃん!ウチもその『夢』賛成!!ぜったいやろうね!...てか先生、めっちゃ良い夢持ってんじゃん。余計大事にした方がいいよ。それ」
「...そうだよね。先生も、子供の時は夢とか、数えきれないほどあったのに...いつから、人は夢を見なくなるんだろうね」
「...確かに...あ、あれじゃない?夢が実現できないって分かった時からとか」
「なかなか鋭いこと言うね。でも、やっぱりいつから夢をみなくなるとか、そういうんじゃなくて、いつまでも夢を見られる人でありたいね」
「やっぱそうだよ!だからさ、ウチ、今『夢を見続けられる大人になる』っていう夢できた。ちゃんと叶えられるように頑張る!」
「うん。頑張って」
「やっぱ、夢、叶えるんじゃなくて、追いかけたい!」
「それも良いね」
~♪
「あ、チャイムなった。じゃ!」
______人は、いつから夢を見なくなるのか。
夢は、何のためにあるのか。
僕には何も分からない。
ただひたすら、思い続ける。
『夢を見る心を忘れたくない』
4/16/2024, 12:49:59 PM